昨日は「フェブラリーステークス」で大敗して、頭を冷やすために散歩に出た。
ポカポカ陽気だったので、久し振りにダウンを脱ぎ捨てジャケットで外出した。
暫く近所を歩いていたら、最近、友達と全く会ってないことに気付き人恋しくなった。
近くに住む高校時代からの友人Kに電話すると、「今、ゴルフからの帰りや。5時半くらいなら行ける」ということで、阪急塚口駅前の居酒屋で待ち合わせをした。
それまで、ひたすら歩くことにした。
駅まで歩き、駅の周辺を歩いて待ち合わせまでに8000歩を超えた。
ここでは、月に1度、会社の同期と会食していたが、緊急事態宣言以来、会っていない。
しかし、最近の大阪、兵庫、京都の感染者数を見ると、東京圏の下げ止まりとは違い、モノの見事に減っている。
因みに昨日は大阪60人、兵庫27人、京都9人だった。
これなら3府県知事が今月一杯で緊急事態宣言を解除して貰うよう国に要請すると言うのも理解できる。
僕は3月7日まで待ってもいいと思うけどね。
問題は東京や！
微妙やな。
そんなこんなで久し振りに5時半からKと飲んだ。
話は関西のコロナ抑え込みに及び、僕は「山中伸弥教授の言うファクターXは日本人の秩序を守る律儀さやで」と持論を展開する。
元全共闘の闘士だったKは「それが気に入らん。戦前の国家総動員法みたいやないけ。それを唯々諾々と守る日本人が気に入らん」と息巻く。
すっかり酔っぱらっている。
7時半でオーダーストップなので、店を出る。
すっかり酔っぱらったのでタクシーで帰ることにする。
しかし駅前なのに全く捕まらない。
Kは昼間のゴルフの疲れもあり、「もう眠い。1歩も歩けない」とグッタリしている。
駅前のタクシー乗り場のベンチで半分寝ている。
まだ8時過ぎなのに喫茶店はみんな閉まり、駅前は暗くなり人もまばらだ。
タクシーはいくら待っても来ない。
僕は"さすが"だと思った。
強制されてないのにロックダウン状態だ。
これが「ファクターX」だと確信した。
