日米通算4367安打という前人未到の大記録を打ち立てた、偉大なる打者イチローが引退した。
今日はスポーツ新聞、一般紙、ワイドショー、ネットなどすべての媒体はこの話題一色だ。詳細はそれらに任せよう。
イチロー現役生活28年は、間もなく終わろうとしている平成とぴったり被る。まさにひとつの時代が終わった。

イチローは常々50歳まで現役を続けると公言していた。僕も彼ならやれるのではと秘かに期待していた。
しかし現実は厳しかった。来日してからの4試合を見たが、ボテボテのゴロや力のないフライしか打てなくなっていた。さすがのイチローも45歳という歳には勝てなかった。

それは本人が一番実感したことでもあろう。イチローは静かにバットを置いた。
それと入れ替わるように、平成の次の世になっている5月頃に大谷翔平が帰ってくる。
会見で大谷のことを聞かれたイチローは力を込めて次のように話した。

「翔平みたいなあの大きなサイズで、あんな機敏なヤツはいない。世界一の選手にならなきゃいけない」
「二刀流は、1年は投手で20勝してサイヤング賞を取り、次の年は打者として50本ホームランを打ってホームラン王、MVPを取ればいい。そしたらバケモノですよ。そんなことを想像させる選手ですよ」と絶賛。
さあ、偉大なる先輩から後を託された大谷。世界一の選手への挑戦が始まろうとしている。
ごつい肉体より しなやかな体作り。ダルの道か?イチローの道か?答えは出ている。