天涯孤独男のつぶやき!

もうこの歳になると怖いモノはない。何でも好き勝手書かせてもらいます。多少辛口になります。ジャンルは世の中のことすべて。

されど我らが日々…

2024-06-04 15:07:20 | 日記

昨日のNHK「映像の世紀・バタフライエフェクト」は「安保闘争・燃え盛った政治の季節」だった。
1951年生まれの僕は、国民から圧倒的支持を得ていた「60年安保」の時は小学生だったので良く知らない。

僕が高校2年生の時、「70年安保」に向けて全国の大学で学園闘争が盛んになった。
いわゆる全共闘運動だ。

その頂点が東大闘争と日大闘争だった。

60年安保では丸腰だった学生達はゲバ棒、ヘルメットで″武装″した。
おっちょこちょいの僕も赤いヘルメット⛑️を被りはしゃいだ。

山本義隆東大全共闘議長は憧れの存在だった。

既成の左翼に飽きたらない若者達は新左翼と呼ばれた。
彼らはちょっとした考えの違いから分裂を繰り返し、内ゲバをするようになった。
特に革マル派と中核派は殺し合いになった。

東大を封鎖した全共闘の反対派も現れた。
舛添要一なんかがその中心だった。

息子を止めようと母親達もキャラメルを持ってキャンパスに現れた。
「キャラメルママ」と呼ばれた。
「止めてくれるなおっ母さん背中の銀杏が泣いている」なんて落書きもあった。
「連帯を求めて孤立を恐れず、力及ばずして倒れることを辞さないが、力尽くさずして挫けることを拒否する」なんてのもあったな~。

東大・安田講堂が陥落すると、政治の季節も終わり、闘士達は髪を切り企業戦士に変身。
ユーミンの「『いちご白書』をもう一度」で歌われている世界だ。
そして日本の高度成長に貢献した。

一方、運動を続けた連中は過激化し連合赤軍事件などを起こし、完全に社会から見捨てられた。
この前亡くなった桐島聡など、50年間も逃げ回っていた。
同世代だから哀れになる。
あの時代は何だったんだろう❓️