僕は2週間前に「髙木美帆&プーチン。」という原稿を書いた。
その時はネタがなかったので、全く関係のない2人の原稿を繋げたに過ぎなかったが。
そして2週間たって、この2本が見事に繋がった。
まず、髙木美帆(27)には最低2個の金メダルを取ってくれと書いた。
美帆は僕が期待した以上の大活躍をした。
天晴れと言うしかない。
プーチンではウクライナ問題は米露のギリギリの瀬戸際外交になるだろうと書いた。
それは今でも続いている。
あるいは本当にウクライナ侵攻があるかも知れない。
そのプーチンが北京五輪にも深く関わっていることが露呈してきた。
ドーピング娘のワリエワ(15)が、壮行会でプーチンに「国家のために金メダルを取って来ます」と約束していたのだ。
ロシアは国ぐるみのドーピングでオリンピックには国としては出られなくなり、ROC(ロシアオリンピック委員会)として出場を許され、国として関係ないはずなのに。
プーチンと言えば、KGB時代、長らくドーピング大国の東ドイツに赴任していて、ドーピングで獲得した大量の金メダルが国威発揚に役立つことを熟知していたろう。
だからソチでは大量の違反者を出し、国としては締め出された。
しかしIOCはロシアがドーピングの膿を出し切らぬ内に、中途半端な形でROCとして出場を認めた。
あの冷血漢のプーチンこと、ロシアでもROCでも大して気にしてないだろう。
国としてドーピング追放に取り組もうなんて気は全くなかったのだろう。
それが今回のワリエワドーピング事件の背景にあると僕は睨んでいる。
IOCは毅然としてロシアが完全にドーピングを国是として撲滅するまで、五輪から追放すべきだと思う。