『ベースボール不要論』

[副題]~大マスゴミと野球(よきょう)/現代日本の致命傷~
[副々題]~がんばれ日本! なくなれ読売!!~

第5章 どうしてこんなに野球なの? 私の勝手な推測③「USAにべったり」にも程がある!!![2]

2005年04月23日 | 第5章
[2]

 ところが、どうなんでしょう? 私はとても知りたいのですが、そんな心ある日本人、つまり真剣に、ホントのホントに真剣に思い悩んでいる人というのは、人口の割合でいうと何%くらいになるのでしょうか? たぶん、かなり小さな数字じゃないかなと思います。

 最近、少し変わりつつあるのかもしれません。でも、まだまだ多くの日本人が「外国≒アメリカ合衆国」「世界標準=USA基準」「外国語≒アメリカ語」「米国は民主主義のお手本」などといった、米国中心の世界観、USAへの強い追随意識を無邪気にも抱きつづけているのではないでしょうか?

 最近になってようやく、さまざまな国際問題などにおいて「アメリカの言いなりじゃないかぁ!」などと威勢よく自国政府を非難するようにはなりました。ところがその一方で、多くの日本国民は、ディズニーランドやらユニバーサル・スタジオ・ジャパンやらで大はしゃぎ。「メジャーのパワーはすごいですねぇ~」(薬だよ!)「松井選手を応援しにニューヨークへ行こう!」(だれが行くかぁ!)などと興奮し、異臭漂うマクドナルドで昼飯食って(太るよ、体こわすよ、バカになるよ)、スタバでのんびり過ごし、イチローさんの米メジャーリーグでの記録を「世界的偉業」などと誇張し(「世界」じゃない!)、計算され尽くした味もそっけもない大仰なハリウッド映画に感動し、アカデミー賞に日本の俳優がノミネートされて大喜び。また、「フットボール」をアメリカンフットボールのことだと思い込み(アメフトは「例外的」マイナーフットボールです)、アメリカの学校に留学経験のあるような人物を「国際派」などと崇め、「入院一日1万円」だからとアメ保に加入……。

 おおいにアメリカンなものを、何の抵抗もなく受け入れているように思われます。「野球濃度」と同様、この国の「USA濃度」も相当のもの。まったく、お恥ずかしいレベルのものであります。わが国はUSAにものの見事に「支配」され、ものの見事に「屈服」しています。(つづく)

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