『ベースボール不要論』

[副題]~大マスゴミと野球(よきょう)/現代日本の致命傷~
[副々題]~がんばれ日本! なくなれ読売!!~

おまけ 日本サッカー界へ苦言

2005年05月09日 | おまけ
 おまけです。

 わが国のサッカー界は従来の企業スポーツから脱却し、「あるべき理想の姿」へ向かって邁進している、などと私は前章で述べました。が、むろん、日本サッカー界はパーフェクトだ、などと褒めたたえているわけではありません。苦言を二つ。

 行政と企業、そして地域社会が三位一体となってJリーグ各クラブは運営されています。その理念はまさに「パーフェクト」で、その理念(特に「地域密着」の部分)を打ち出してくれたことに対し「感謝、感謝」なのですが、まだまだ「企業優勢」「親方企業主導」のクラブがいくつかあるように思います。
 なかでも、『日本テレビ』という大メディア(つまりジャーナリズム、しかも『読売』という低俗メディア)が運営する「東京ヴェルディ1969」というクラブの存在は不気味です。
 このクラブの法人名は「日本テレビ・フットボール・クラブ」、そしてそのエンブレムには「FC NIPPON」などと書かれており、Jリーグが掲げる「地域密着」の理想を足蹴にしています。まさに日本サッカー界、いや日本スポーツ界の癌細胞であります。
 次章で述べますのでここではサラッと流しますが、そもそも、ジャーナリズムがスポーツ団体を運営するなどあってはなりません。愚の骨頂であります!

 そしてもう一つ。まったく次元の異なる話ですが、各クラブについている呼称についてです。これは「調子に乗り過ぎた」という印象です。近い将来、後悔するときが来るのではないでしょうか?

 具体例は挙げないことにしますが、Jリーグクラブのなかには、恥ずかしくてちょっと口にできない、奇々怪々なる呼称がいくつかあります。一般公募で決められた例が多いのですが、「これはポルトガル語の○○という言葉をもじった造語です」といった、まったくをもってアクロバチック&チンプンカンプンなもの。
 将来そのクラブが強くなり、世界にその名を馳せるようなことになったらどうするのでしょう? まあ、そこまで考えが及んでいないようですね。ぜひ及んでください。サッカーは「国内完結型」の競技ではありませんので、変えられるところはぜひ「まともな」名称に変えていただきたいと思います。まだ間に合うと私は思っています。

 以上、あっさり、日本サッカー界への苦言でした。(つづく)

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