○五体俳句0296・睫毛01・田島和生01・2016-09-13(火)
○「まつ毛まで鐘に震へて山の秋」(田島和生01)
○季語(山の秋) 「まつげまでかねにふるへてやまのあき」【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:秋の山寺の鐘が鳴らされました。睫毛までが鐘の振動に共鳴しています。かなり近い場所で聞いているのです。
○田島和生(たじまかずお)
○好きな一句「朝の露跳ねて芋の葉よく動く」(『青霞』1993)02
○季語(朝の露・秋) 「あさのつゆはねていものはよくうごく」(「俳句201309」より引用)
【Profile】:1937年、石川県出身。金沢大学哲学科卒。朝日新聞社勤務。編集委員などを務め、1997年退職。俳句は、→沢木欣一主宰「→風」同人をへて、→林徹主宰「雉」、超結社「晨」同人。俳人協会会員。林徹の後を受けて「雉」主宰。俳人協会評論賞受賞。
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田島和生掲載句
03みづうみは水底も晴れ鴨帰る(鴨帰る・初春)〈特集俳句465・地理用語1-4(湖)〉2020/2/14
04竹林を日矢の幾筋座禅草(座禅草・晩春)〈特集俳句579・竹木目俳句1-8(竹)〉2022/4/23
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