○次元俳句0334・傾斜(空間)06・伊吹夏生01・2017-06-04(日)
○「身は右へみぎはへ傾ぐ麦の秋」(伊吹夏生01)
○季語(麦の秋・夏) 「みはみぎへみぎはへかしぐむぎのあき」(→「須藤徹の「渚のことば」」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:麦の穂が熟れて重さを増してきました。作者からみて右側へ、風景からみて汀(みぎわ)へと麦の穂が傾いでいます。
●伊吹夏生(いぶきかせい)(1935~2010)
○好きな一句「魂に触れむとかきつばたに入りぬ」02
○季語(かきつばた・夏) 「たましいにふれむとかきつばたにいりぬ」(「俳句舎の俳人名鑑」より引用)
【Profile】岐阜県出身。1956年「麦」入会。1967年「海程」入会。1977年「地表」入会、→小川双々子に師事。「地表」同人。編集長を務めた。2008「翼座」創刊代表。1975年中部日本俳句作家会賞、第8回地表賞受賞。(「俳句舎の俳人名鑑」より)
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