俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五感俳句613・振動覚5・斎藤一骨01・2023-03-27(月)
○「行く雁や此岸の鍵の揺れどほし」(斎藤一骨01)
○季語(行く雁・仲春)(「→現代俳句データベース」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:視覚での「振動覚」第5弾。揺れ止まない鍵束と上空には帰る雁。「此岸の鍵」がこの句の鍵であろう。実体として揺れる鍵束の背後には、重みを持たない「彼岸の鍵」の気配が感じられる。
○斎藤一骨(さいとういっこつ)
○好きな一句「紙風船蹴つて虚空のありにけり」02
○季語(紙風船・三春)(「→魂の一行詩」より引用)
【Profile】:1918年埼玉県出身。「河」に所属した。句集『沃土(2012)』は遺句集。