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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五体俳句612「八十路とはもろ手づつみのあたたかさ」(『近藤実集』1993)(近藤実)

2023-03-21 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句612・もろ手3・近藤実01・2023-03-21(火)
○「八十路とはもろ手づつみのあたたかさ」(『近藤実集』1993)(近藤実01)
○季語(あたたか・三春)(「→俳人協会・俳句文学館>今日の一句」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「両方の手」という意味の「もろ(諸)手」。「両手」は7回、「双手(もろて)」は2回を数えるが平仮名の「もろ手」は初。もろ手の外の世界の暖かさはもう不要なのだとも思う。もろ手の内の小さな暖かさだけがあればいい。八十路の「春分」であれば。


近藤実(こんどうみのる)
○好きな一句「椎落葉夜はふかき翳横顔に」02
○季語(椎落葉・初夏)(「→わたしの俳句歳時記」より引用)

【Profile】:1932年東京都出身。東京都東久留米市にて「飛天」を主宰した。

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