○五体俳句612・もろ手3・近藤実01・2023-03-21(火)
○「八十路とはもろ手づつみのあたたかさ」(『近藤実集』1993)(近藤実01)
○季語(あたたか・三春)(「→俳人協会・俳句文学館>今日の一句」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「両方の手」という意味の「もろ(諸)手」。「両手」は7回、「双手(もろて)」は2回を数えるが平仮名の「もろ手」は初。もろ手の外の世界の暖かさはもう不要なのだとも思う。もろ手の内の小さな暖かさだけがあればいい。八十路の「春分」であれば。
○近藤実(こんどうみのる)
○好きな一句「椎落葉夜はふかき翳横顔に」02
○季語(椎落葉・初夏)(「→わたしの俳句歳時記」より引用)
【Profile】:1932年東京都出身。東京都東久留米市にて「飛天」を主宰した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます