俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句378・踝2・松岡隆子1・2018-5-8(火)
○「踝の雨を手で拭く黐の花」(『青木の実』2016)(松岡隆子1)
○季語(黐の花・初夏)「クルブシノアメヲテデフクモチノハナ」(「俳句201703」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「黐の花もちのはな→きごさい歳時記」は初夏の花。「→踝くるぶし」は2回目の登場です。踝の雨を手で拭うのですから強い雨脚なのでしょう。昨日今日と関東地方は初夏の嵐となりました。
●松岡隆子(まつおかたかこ)
○好きな一句「夕蟬や腕に熱き児の項」(『青木の実』2016)2
○季語(夕蟬・晩夏)(引用同上)
【Profile】:1942年山口県出身。1978年「銀座若葉会」に参加、→岡本眸に師事。1980年「朝」創刊入会。2000年「朝」編集長。「朝」が2016年12月号で終刊、2017年「栞」創刊代表。俳人協会評議員。
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松岡隆子掲載句
03石楠花や肩に夕日が冷えてをり(石楠花・初夏)〈五感647・冷感29〉2024/5/11