俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句0227・行為者隠蔽06・坊城中子01・2015-05-21(木)
○「一枚は苗束投げてありしかな」(坊城中子01)
○季語(苗束・夏) 「いちまいはなえたばなげてありしかな」
【鑑賞】:田植の情景。一枚の田圃が済んでお昼休み。隣りの一枚はまだこれからで、その準備として苗束が投げてあります。ほどなく田植が再開されることでしょう。
○坊城中子(ぼうじょうなかこ)(1928~2021)
○好きな一句「枯野よりつづく円形劇場へ」(『艪櫂』1999)02
季語(枯野・冬) 「かれのよりつづくえんけいげきじょうへ」
【Profile】:神奈川県横浜市出身。→高浜年尾の長女。祖父の→高浜虚子が論語の中庸より中子と命名。看護婦として虚子の最後を看取る。1949年「ホトトギス」同人。1950年「花鳥」の風月集選者として参加。1999年「花鳥」主宰を継承。日本伝統俳句協会評議員。国際俳句交流協会副会長。→稲畑汀子の姉、→坊城としあつの妻。「花鳥」名誉主宰。