俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0226・湿感05・山冨美子01・2015-05-11(月)
【→五感俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「てのひらのうすき湿りや昼寝覚」(山冨美子01)
季語(昼寝・夏) 「てのひらのうすきしめりやひるねざめ」
【鑑賞】:「うすき」が効いています。夢の中での出来事によって掌を軽く握りしめたのでしょう。目覚めるとうっすらと湿り気を帯びた掌です。
→「もはや掌の湿り胡桃の暗部まで」(藤田湘子)(胡桃・秋)〈五感・湿感01〉
○山冨美子(やまさきふみこ)
○好きな一句「一触にはじけて独楽の色もどる」02
季語(独楽・新年) 「いっしょくにはじけてこまのいろもどる」
【Profile】:1920年、熊本県出身、福岡市在住。「馬酔木」の→水原秋櫻子に師事。1978年、馬酔木同人。季刊同人誌「」代表。1982年度馬酔木賞、第15回福岡市文学賞受賞。