切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

<訃報> 女優 月丘夢路

2017-05-10 00:14:01 | アメリカの夜(映画日記)
この人が、石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』の監督井上梅次の奥さんだって知ってる人はどれくらいいるんでしょうか?ご冥福をお祈りいたします。

個人的に思い出される映画は、川島雄三監督の『あした来る人』、西河克己監督の『孤独の人』(なんと、皇太子時代の今の天皇の青春を描いた映画!未パッケージ作品)、三島由紀夫原作、中平康監督の『美徳のよろめき』あたりかな~。わたしのなかでは、まったりとした色気みたいなイメージだったんだけど、さて、いかがでしょうか!というか、この三本観てる人はけっこう暇人なんでしょうね。ちなみに川島雄三には気に入られてたみたいで、『銀座二十四帖』とか『東京の人』前後編にも主演しています。あと、川島雄三松竹時代の『昨日と明日の間』にも出ていたなあ~。すいません、この辺りは全部見ています。

ところで、確か、井上梅次の回想録になれそめが書いてあったんじゃなかったかな。本棚整理しちゃって探すのが大変なので、確認はできませんが…。

ちゃんとした追悼記事は、ほかの方の記事をどうぞ(笑)!

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2 コメント

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井上梅次監督は (さすらい日乗)
2019-07-09 10:14:03
井上梅次は、『嵐を呼ぶ男』を大ヒットさせるなど、日活に多大な貢献をしましたが、後に首になります。
理由は、堀久作が、月丘夢路が大好きで、高額で松竹から引き抜いたのに、井上が月丘と結婚してしまったからだそうです。

月丘は、日本映画史上最高の美女だと思われ、中国の楊貴妃と言うのは、こういう人だと私は密かに思っています。
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コメントありがとうございます。 (切られを富)
2020-01-04 23:29:42
さすらい日乗さま

コメントありがとうございます。

井上梅次はもうちょっと再評価されてもいい人だと思います。戦後の娯楽映画の流れを変えた人かもしれないと思うので。(作品が映画各社に分散しているせいもあるかもしれない。)

ただ、この人のいい部分を弟子の舛田利雄が継いでいって、日活のヒットメイカーになったので、功績が目立たなくなっているかもしれません。

月丘夢路は、紗のかかった昔風のクローズアップの似合う女優だったと思います。
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