本日、新橋演舞場におりました！

夜の部を観てました。「吹雪峠」、「夏祭浪花鑑」、「かさね」の三幕。やっぱり、吉右衛門、仁左衛門が出てると、それだけで御馳走だなあ～。ということで、雑感のみ。

「吹雪峠」はなんだか乗れなかったのでパス。ただ、セットはよかったなあ～。舞台美術好きとしては。

吉右衛門の団七と仁左衛門の一寸徳兵衛！まあ、絵になるなあ～。ただ、関東の「浪花鑑」ですよね。上方風だったのは仁左衛門のみ。

わたしのベストのこの芝居は先代勘三郎のものと坂田藤十郎が大阪でやった襲名公演の舞台。その段でいうと、吉右衛門の団七は先代勘三郎の線をいってほしいんだけど、まだ未完成という感じがする。

今の勘三郎の舞台はチームワークが素晴らしいし、海老蔵は若さの熱気の舞台で魅力があった。でも、そんな最近の舞台との比較でいうと、地味に映るかもしれませんね。

そして、「かさね」。そんなに期待してなかったんだけど、時蔵のかさねは品があって腰元って感じがして、悪くない。最初っからあだっぽいと、顔が崩れてからの陰惨さが伝わらないんだけど、今回の時蔵はギャップがかえってよかったですね～。

染五郎の与右衛門はもうちょっと色男風にした方がよかった。固いところが、なんだか、人間豹みたいで正体不明…。吉右衛門の与右衛門の舞台写真なんか、色気がありますから、あんな風にいってもらわないと…（阿川佐和子との対談本に使われている写真！）。

というわけで、気が向いたら感想書きます！

ＰＳ：画像は節電中の看板！いつもなら、灯が入ってるんだけど…。