切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、よみうりホールの立川流一門会に行ってきました!

2010-11-24 23:59:59 | 新釈落語噺
談志が落語をやった!病気から復帰後、フリートークしかやらないと思われていた談志がですよ!なんだか、貴重な瞬間に立ち会えたような気がしました。ごくごく簡単な報告だけ!

今日は、平林、志遊、志らく、談笑に、最後は談志!

それぞれ今日はハイレベルだと思いましたが、志遊が前回真打昇進披露のときの「野ざらし」より数段よくて、枕の巧くなさや立川流にしては生真面目な性格が気の毒に思われたほど。ほんとは談春に続く本格派候補なんでしょうね、きっと。

で、個人的には、先日の草月ホール以来、気になりだした志らくの「金明竹」がよかったなあ~。

そして、談志。

弟子たちの好演に刺激されてか、今日は落語をやると宣言し、例によって様々な落語のネタのアラカルトでつなぎながら、「へっつい幽霊」へ。(出だし、「火焔太鼓」のさわりからだったので、おっと思ったのですが・・・。)

ひどいかすれ声で、顔色も真っ白な感じの談志だったけど、本人の「声以外は元気」との言葉通り、噺は最後まで・・・。

最晩年の志ん生じゃないけれど、どこか枯れ切ったような、素っ気ないようでいて、談志らしい無頼な語り・・・。

全盛期の「へっつい幽霊」とはまた違う別の境地にいくのかな~と予感させられる高座でした。

しかし、お医者さん、声を何とかしてあげてください!

本人のもどかしさと「まだまだやれる」という心意気の両方を感じ取れた日だったなあ~。

ちなみに、同じ会場で、以前やった「芝浜」の映像の上映とトークライブが十二月にあるんですよね。そちらも楽しみです!

ところで、立川流って、なんで師匠から弟子まで北朝鮮ネタが好きなんだろう!

やっぱり、立川流から目が離せません!!
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