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切られお富!

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国民栄誉賞は総理大臣の文化レベルを示している!

2009-05-12 19:30:00 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
森光子が国民栄誉賞をもらうんですってね!といっても、森光子になんの恨みもないし、賞賛されるべき人ではあるんだろうけれど、ここへきて「国民栄誉賞」って何なのって思ったのはわたしだけでしょうか?だって、中村歌右衛門や吉田玉男さんが亡くなったときは、そんな話にもならなかったでしょ!!

森光子さんに国民栄誉賞 官房長官「前人未到の業績だ」(朝日新聞) - goo ニュース

だいたい、「保守政治家」と称するヒトたちに限って、「日本の文化を守れ」とかのたまうんだけど、やってることは国立劇場の予算削減とか、ろくでもない話になっている!

改めて、「国民栄誉賞」の受賞者リストをみると、スポーツ選手と大衆歌謡関係者(?)みたいなあたりが多くて、選挙で老人票を狙ってるのかなって勘ぐってしまうほど、文化の香りは薄い感じ・・・。

・国民栄誉賞(ウィキペディア)

歌右衛門にせよ吉田玉男さんを初めとする文楽関係者にしろ、海外でも高い評価を受けている立派な「日本文化の担い手」で、一時代を画した人たちなわけでしょ?

ま、政治家なんて、保守、保守といいながら文化レベルが低くて、皮相なレベルの「人気取り」手段として、メディア活用手段として「国民栄誉賞」を利用している!ということなんでしょうねぇ~。

だから、今頃太郎ちゃんも森光子とのツーショット写真がメディアに取り上げられる日を待ちわびているんじゃないですか?

どうせ、メディアも批判的には取り上げないんでしょうけれど!!

PS:個人的には『放浪記』は高峰秀子主演、成瀬巳喜男監督の映画が好きですね。確か、高峰秀子はエッセイかなにかでで森光子の『放浪記』のことを「明るく楽しい放浪記」と語っていて、昭和初期の暗い世相を反映した舞台ではないというようなことを言っていたっけ。なお、『放浪記』は昭和5年に発表されていて、前年が『蟹工船』の発表された年なんですよね。

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