切られお富!

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国葬は終わった。

2022-09-27 23:06:39 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
一民間人の「時代の証言」を残すのもいいかと思い、雑感を少し・・・。

①細野豪志は民主主義をわかってないみたいだけど、国葬儀(!)の会場の近くで「国葬反対」を叫ぶ人たちが無事でいられる日本は、素晴らしい国だと思います。中国、ロシア、北朝鮮なら武力で排除されるでしょう。というか、行動しようとしただけで捕まってます。だから、外国に自慢していいんですよ、ココは自由な国なんだと。

自民・細野豪志衆院議員、安倍元首相の国葬“反対派”に「武道館周辺で抗議行動をするのは控え…gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20220927-OHT1T51049

【安倍元首相国葬】国葬会場周辺で反対デモ反対派と賛成派が目の前で対峙し一触即発ムードもgooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-220927-202209270001218

②とはいえ、懸念するのは、反対を叫んで一時的に大盛り上がりをやると、あとはあっという間に冷めてしまうのが怖いということ。今までの日本の反対運動は全部そんな感じだから、そういう意味で、反対を叫ぶ人たちに心情的には共感できるけど、一時のお祭りにしないでねという意味で、ちょっと冷めた気持ちもありました。

あと、ぼちぼち、労働組合の動員型反対運動は考え直さないと、労組ののぼりをはためかせてやる反対運動は、労組にゆかりのない人の気持ちを萎えさせないか心配。党派性を超えた現代的な大衆運動を組織できる人が必要なんじゃないかな~とは思いました。

③岸田&菅だと、菅の弔事に軍配という話になっているけど、どっちもどっちというか、菅のほうが有能だったみたいな話をしたい人はドキュメンタリー映画『パンケーキを毒見する』を観てください。観ても同じ意見なのか聞きたいですね。

④国葬儀の会場(日本武道館)の映像を観たけど、無味乾燥、つまんなかったですね。青山葬儀所の葬儀に参列した経験もあるんだけど、大きい葬儀の類なんか、結局流れ作業でつまんないものです。こんなもののために、お金と時間と議論にエネルギーが使われたかと思うと、トホホですね。皇室以外は国葬いらないです。少なくとも、戦後の日本で政治家の国葬はもうやらなくていい気がします。時代に合わなくなっているんだと思います。

⑤だいたい、イギリスだって、王室以外だと、チャーチルとかニュートン(!)クラスですよ。フランスだと、文化人が多くて、コレットみたいな女性作家だったり、最近だと映画『ピアニストを撃て』に出ていたシャルル・アズナブールなんかが国葬だったって、国柄が出ますね。イタリアでも、映画監督フェリーニが国葬。そういう意味では、黒澤明なら国葬でもよかった気がしますよ。世界中のDVDショップに黒澤作品置いてありますから。そういう意味では、村上春樹も世界中の本屋でペーパーーバックが置いてあるから、文化的貢献という意味で国葬候補かもしれないけど、これは本人が絶対拒否でしょうね。

【昔書いた記事】
・『ピアニストを撃て』を愛してやまないあなたへ、93歳のシャルル・アズナブールが最後の来日公演。

⑥ちなみに、永井荷風の断腸亭日乗に国葬の話って出てくるかと思って、ペラペラめくっていたら、山縣有朋(今日、菅の弔事に出てきましたね!)の国葬の日の記述が、2代目市川段四郎(初代市川猿之助)の告別式で、山縣有朋に触れていませんでした。山本五十六のときはちらっと出てくるんだけど、なかなか辛辣なことを書いてます。興味のある方はどうぞ!

というわけで、結論、(皇室以外)国葬はもうやらなくてよいです、やっても、おそろしくつまらないから。






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