「東京オリンピック招致委、IOC実力者に2億4800万円」 フランス検察当局認める

都知事舛添問題も不快ではあるけど、こっちの方がスケール違いの大問題でしょう。東京オリンピック招致は石原都政時代から始まり、最初の招致失敗だって、不明朗支出が問題になって、あとはうやむやになってしまった。今回は全容を解明してほしいですね。やっぱり、日本は東京オリンピックなんてやってる場合じゃなかった！

・「東京オリンピック招致委、IOC実力者に2億4800万円」 フランス検察当局認める

国立競技場の問題が象徴しているように、一度プランが承認されれば予算は青天井みたいな、官界、政界、財界の体質。そこにオリンピック招致の闇の部分が介在しているとなれば、国際的な大問題だと思います。いま話題のパナマ文書にも、この手のマネーの行き先が出てくるのかもしれないですね。どんどん追及してほしいものです。

ま、とにかく、五輪組織委員会の御手洗名誉会長、森喜朗会長、招致時の都知事猪瀬直樹は、何らかの弁明をしなければいけないんじゃないですか。というか、ベッキーとか舛添に突っかかるエネルギーはこっちに向けなきゃ、マスコミもアホなんじゃないかと思いますよ。というか、アホというより、誰が長いものに巻かれているかって話ではあるんだろうけど。ちなみに、組織委員会の言い分は、「招致委員会と組織委員会は別の組織だから、私たちは無関係」という言い方みたいですけどね。

で、わたしの観測としては、東京五輪が開催されたとしても、その後の日本は余力を使い果たしてボロボロになるんだろうな～というところ。前世代が公金を使い果たし、残った世代は無用な箱モノの負債に追われ続ける・・・。

とにかく、オリンピック・ビジネスにいっちょ噛みしている日本のメディアには期待できそうにないんで、フランスの捜査と海外メディアの活躍に期待しますよ。どんどん叩いてください！

＜過去に書いた記事＞
・2020年東京五輪決定でひとこと。
・東京、五輪落選は当然です。
・ノーサンキュー！東京オリンピック！
・東京オリンピックなんて要らない！
・だから、東京にオリンピックはいらないよ！

	オリンピック経済幻想論 ~2020年東京五輪で日本が失うもの~
	クリエーター情報なし
	ブックマン社