切られお富!

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郵便局、接客態度をバッジで格付け!

2005-10-11 18:02:55 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
今日、衆院を大差で通ってしまった郵政民営化法案。今週金曜日には参院を通過して成立することになりそうなんだけど、その話の前に、「民営化=接客態度の改善」っていうテーマはもう止めた方がいいんじゃないのって話。

朝日の記事によると

「日本郵政公社は、約38万人の職員(非常勤含む)のうち、顧客とじかに接する約34万人の接客態度を良い方から「三つ星」「二つ星」「一つ星」「星なし」の星の数でランク付けする。まずは二つ星以下まで年内に認定。星の取得後は、星の絵柄入りのバッジを胸につけ、顧客がひと目でわかるようにする。「サービス業」としての意識を高めることで労使は一致しており、協力してバッジ方式を運用する見込みだ。」

という調子なんだけど、どう思いますか?これじゃあ、北朝鮮も真っ青の管理社会って感じがしませんか?わたしはこんな組織で働きたくないなあ…。

新人の社会常識や態度なんかは上司の責任だし、注意するとしたら人のいないところでやるのが普通のセオリーってもんじゃないですか。バッジを使って公衆に格付けを晒すなんて、こんな非人間的なことに同意しちゃう労組もどうしようもないと思うんだけど、これじゃあ、上司に逆らえないNHKみたいな組織になるのがオチでしょうね。(もっとも、すでにそういう組織だってこと?)

それと、接客自体の問題で言うと、わたしは結構郵便局ユーザーだったりするんだけど、そんなに態度の悪い局員って会ったことないんですよね。それに、そもそもそんなに接客態度って重要なのかって気もする。わたしの経験からいっても、海外の郵便局に比べれば日本なんか相当親切ですよ、はっきり言って。それに、たかだか郵便くらいの話でそんなにかまって欲しいですか、ふつう。

わたしが思うに、郵政事業の問題って、郵貯資金の流れの問題(財投債)と特定郵便局に代表される特別待遇(特権)の話なんじゃないですか?

だから、笑顔で接客なんてはなしは全然本質とは違うと思うんですよね。

道路公団の民営化初日に笑顔でビラ配りをしていた職員の姿も結構しらけたけど、根性主義で難局突破っていう方針の郵政公社トップのセンスっていうのもいかがなものかって気がしますね。

郵政公社、職員の接客を格付け 34万人を4段階で
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