![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/ef/0cd299002bb7ee7aedb44fd0f393b4d2.jpg)
今年最初の観劇。国立劇場の菊五郎劇団の舞台でした。ただ、どうかなあ~。華やかではあったんだけど…。
三代目菊五郎の襲名披露狂言だったという今回の芝居「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」。
もうストレートにいっちゃうと、国立劇場文芸課の補綴は失敗しているなあ~と思いました。
というのも、話が散漫で分かりにくいし、芝居のしどころ、見せ所になるような濃い一幕みたいな部分がない。
なので、部分部分の手堅さが生きてこないんですよね。
もっとも、役者それぞれは頑張っていて、菊五郎劇団の結束は感じるんですけど~。それに、先月の日生劇場の舞台の後ですから、短い期間で歌舞伎らしい舞台を作ったという意味では、菊五郎の演出は成功しているともいえる。
でも、やっぱり、歌舞伎的な演出のアラカルトだけでは、もうひとつね…。(もちろん、ストーリーじゃない芝居のつもりで作っているのは承知してますが…。でも、それにしたって、宙乗りの脈絡が見えづらいでしょう。)
個人的には、今回の舞台は時蔵の奮闘が大きくて、立ち役、老け役、通常の女形ともそれぞれに巧さがありました。
他では、菊五郎、松緑の堂々たる口跡に、右近くんの踊り、先月とは打って変わった菊之助の軽さ。羽左衛門一家の手堅さ、達者さ(彦三郎、萬次郎の序幕、世話場の亀三郎・亀寿兄弟に権十郎の調子の良さ。)。
ということで、詳しい感想は後日。これからご覧になる方はイヤフォンガイドを使うといいです。わたしはパンフだけでは、うまく内容に追いつけなかったので。
三代目菊五郎の襲名披露狂言だったという今回の芝居「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」。
もうストレートにいっちゃうと、国立劇場文芸課の補綴は失敗しているなあ~と思いました。
というのも、話が散漫で分かりにくいし、芝居のしどころ、見せ所になるような濃い一幕みたいな部分がない。
なので、部分部分の手堅さが生きてこないんですよね。
もっとも、役者それぞれは頑張っていて、菊五郎劇団の結束は感じるんですけど~。それに、先月の日生劇場の舞台の後ですから、短い期間で歌舞伎らしい舞台を作ったという意味では、菊五郎の演出は成功しているともいえる。
でも、やっぱり、歌舞伎的な演出のアラカルトだけでは、もうひとつね…。(もちろん、ストーリーじゃない芝居のつもりで作っているのは承知してますが…。でも、それにしたって、宙乗りの脈絡が見えづらいでしょう。)
個人的には、今回の舞台は時蔵の奮闘が大きくて、立ち役、老け役、通常の女形ともそれぞれに巧さがありました。
他では、菊五郎、松緑の堂々たる口跡に、右近くんの踊り、先月とは打って変わった菊之助の軽さ。羽左衛門一家の手堅さ、達者さ(彦三郎、萬次郎の序幕、世話場の亀三郎・亀寿兄弟に権十郎の調子の良さ。)。
ということで、詳しい感想は後日。これからご覧になる方はイヤフォンガイドを使うといいです。わたしはパンフだけでは、うまく内容に追いつけなかったので。
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