芥川賞選考委員に島田雅彦！

かつての芥川賞最多落選記録保持者！隔世の感がありますね。感想っ。

島田雅彦といえば、浅田彰、田中康夫らと同時期に文壇デビュー。ややマイナーな存在とはいえ、かつては美青年作家として名をはせた人だけに、現在４９歳と聞いてウ～んとわたしも唸った！

ただ、わたしがそれなりに読んでいたのは高校、大学の初めくらいまでで、その後は…。

どうも「永遠の思春期文学」みたいなところもあるし、再読しようという気が起きないんですよね。（小林恭二もそんな感じ。）

ただ、批評眼、皮肉屋の視線は健在だと思う（信じたい！）ので、選評は楽しみにしております。

間違っても、吉行淳之介みたいに「この作者はひとの心の痛みがわかってない」なんてのたまわないでね！（これは、吉行が芥川賞候補島田にいった言葉。）

ちなみに、わたしの好きだった島田作品は「カプセルの中の桃太郎」、「スピカ、千の仮面」、そして、やっぱり「僕は模造人間」でした！

	僕は模造人間
	島田 雅彦
	新潮社

	内乱の予感 (朝日文庫)
	島田 雅彦
	朝日新聞社