胎児標本:「星塚敬愛園で新たに3体」と「再調査指示」南日本新聞紙面

昨年3月に「発見」して再調査の指示が12月になったのは、

「臓器など病理検体の療養所での管理指針を新たに策定し、その通知に合わせた」(厚労省国立病院課)

意味不明。

 

南日本新聞 2006.12.19 朝刊 

胎児標本、全国118体に/ハンセン病療養所=厚生労働省が再調査指示
 
 国立ハンセン病療養所星塚敬愛園(鹿屋市)で新たに三体の胎児標本が発見された問題を受け、同園を含む全国の十三療養所に対し厚生労働省が再調査を指示していたことが十八日、分かった。二〇〇五年の最終報告は全国で計百十四体としていたが、今年に入り松丘保養園(青森県)でも一体が見つかっており、計百十八体となった。

 同省は「施設側の管理、調査がずさんだった。さらに増える可能性もある」としている。

 国立病院課によると、再調査の指示は十二日付で通知。来年三月末までの報告を求めている。

 胎児標本をめぐっては、第三者機関「ハンセン病問題に関する検証会議」の調査依頼に対し、同省が二〇〇三年、星塚敬愛園の八体を含む「三十五体」と回答した。

 しかしその後、敬愛園が十七体に増えるなど各施設で発見が相次ぎ、同省は再度、全施設に調査を指示。〇五年三月の同会議最終報告書には「百十四体」と記載された。

 敬愛園で新たに胎児標本が発見されたのは今年三月。今回の調査指示が十二月になったことについて、同課は「臓器など病理検体の療養所での管理指針を新たに策定し、その通知に合わせた」と説明。「調査後の度重なる発見は極めて残念。指針に基づき検体管理を徹底させる」としている。

 胎児標本は全国の六施設で見つかり、今年八月から十一月にかけ、松丘保養園など四施設で慰霊祭を実施。星塚敬愛園は来年三月末までの開催を予定している。

南日本新聞社


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