昨日のサロン99が呼び寄せたのか、今日は96サロンとご対面。ヴィンテージのせいか、酸が豊かでフレッシュ感に溢れる。昨日のサロンはもっとマイルドで酸は控えめ。並べると、99の方が96よりも熟成を感じるに違いない。
ピンクのカプセルが目印のヴューシャトーセルタン。タンニンはマイルドになり、妖艶さが漂っている。
酒精強化の競演は、右側のQuinta do Noval(確かヴィンテージは1940年代??)に軍配。複雑さが圧倒的ながらとても滑らかで心地よい。
ここで終わるはずが、何故かもう一杯。正確にはもう一軒。ユベール・ド・モンティーユは安定している。2007が早飲みワインのためかもしれない。すでに熟成のニュアンスが表れて心地よい。良い造り手の条件に「クリーンさ」があると思う。ブルゴーニュでは彼もその一人であろう。
さらに、マルゴーのサード。2009のためか果実感もあり、適度な凝縮感も備えているものの飲みやすい。比較したわけではないが、トップの銘柄よりも色調は薄めで鮮やかな気がする。ボルドーでは、早く飲めるスタイルを目指す生産者は多いが、3rdラベルであれば大歓迎。
この日は、なぜか某ワイン教室のお試し口座を受講している。2007と2000のグランジに出会うことができるというサプライズ。(写真はイメージで、ヴィンテージ・本数なども異なる)
- Annie's Lane Clare Valley Riesling 2013
- Wynns Coonawarra Estate Cabernet Sauvignon Black Label 2011
- Penfolds Grange 2007 & 2000 !!
- Casanova di Neri Rosso di Montalcino 2011
- Casanova di Neri Brunello di Montalcino 2008
最初の3本は同一国、後の2本は同一地域との条件のもとブラインドに取り組む。品種は、ほぼ正解ながら、国をフランスにする。Coonawaraは思ったより冷涼な気がする。アルコール度数は高めながらメトキシピラジン系の香りも漂い迷った。キャノピー(除葉)で取り除くトレンドとは一線を画している。
Grangeもパワフルだけが売りではないワインのようだ。ローヌほどではないにせよ、適度な酸が残っている。
ブルネロとロッソ・ディモンタルチーノは取り違える致命的な間違いを犯した。複雑さを感じたのはブルネロ。素直に答えればよかったが、雑味もあり、洗練度合をマイナスと捉えてしまった。時間を置くと、ブルネロはやはり素晴らしく変貌!