Vino Masa's Wine Blog

Weekly notable wine update.
毎週、気になったワインをアップデートします。

Tasting Report

2012-10-31 | Tasting Note

It was great and not repeatable tasting!

Gruner Veltliner 

  • Mt Edward Morrison Vineyard Central Otago NZ 2011
  • Konrad Marlborough NZ 2010
  • Chehalem Ribbon Ridge Orevon USA 2010
  • Eisacktaler, Manni Nossing Eisacktaler, Sudtirol Italy 2009
  • Weigut Knoll Vachau, Austria 2010
  • Weingut Prager, Smaragd Achleiten, Wachau Austria 2007

Cassiopeia Clonal Difference

  • Sean Thackrey Cassiopeia Wentzel Vineyard Pinot Noir 2010, Anderson Valley, Mendocino
    • Clone 114
    • Clone 115
    • Clone 667
    • Clone 777
    • Clonal Blend (114, 115, 667 and 777)
  • Poe Pinot Noir, Angel Camp Vineyard clones 2A, 115, 667, Swan and Pommard, Anderson Valley, Mendocino V

Vertical of Vino Nobile

  • Avignonesi Vinoe Nobile di Montepulciano DOCG (SV, Canaiolo Nero, Mammolo)
    • 2008
    • 2007
    • 2004
    • 2001
    • 1999

Burma

  • Athaya Reserve Shiraz and Cabernet Sauvignon, Htone Bo, Aythaya, Burma

 

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ミャンマーのワイン

2012-10-31 | Tasting Note

2011 Athaya Reserve Shiraz and Cabernet Sauvignon Htone Bo, Aythaya, Burma

ブレットのような香りが漂うが、Drinkable.

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ブルゴーニュ 村から村へ講座

2012-10-31 | Tasting Note

シャンベルタンの畑のテロワールを、その性質から北・中・南に分けて詳細な解説を聞くことができた。

  • (北)西のラヴォー渓谷から噴き出す風が与える影響
  • (中)かつての渓谷から押し流された土砂が堆積した扇状地の土壌
  • (南)東向きの斜面に連なるグランクリュ

テイスティング・ワインは次の通り。ブラインドで生産者当てかと惑わされたが、生産者が同一であることなどのヒントをもとに気を取り直して考えると、微妙な違いが感じ取れて意義深かった。

  • Dom. Bruno Clair 2008
    • Gevery Chambertin Les Cazetier
    • Gevery Chambertin Clos- St-Jacques
    • Clos du Fonteny
  • Dom. Camus Pere & Fils 2001
    • Chambertin
    • Latricieres Chambertin
    • Mazoyeres Chambertin

最初の3本のテイスティングは、微妙に異なる、カズティエとクロ・サン・ジャック、重めで果実の主張が強いフォントニと、土地の違いを感じ取ることができる。

後半は、畑の善し悪しが諸に反映され、シャンベルタンは一番人気であった。マゾワイエにある淀みもなく、クリーンさと骨格の強さを感じる秀逸なワイン。

 

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日本のデラウエア講座

2012-10-31 | Tasting Note

試飲に先立ち、日本のワイン、デラウエアについて詳しい解説があり、興味深かった。

一般に種なしブドウとして生食用に売られるデラウエアは、結実時?にホルモン液に数回浸す「ジべラリン処理」が行われる。これによって種ができなくなるそうだ。ワインでは種のあるなしは関係ないが、生食を前提としているので、多くのデラウエアにはジベラリン処理が行われているそうだ。

デラウエアは、Vitis Labruscaと、Vitis Viniferaのブドウをいくつか交雑(Hybrid)して造られたブドウで、ブドウからはVitis Laruscaに特有のfoxy flavourと呼ばれる香りがある。これを積極的に取り入れるところと、排除するところに分かれていた。

テイスティングワイン

  • ドメーヌQ ヌーヌーボー 2012
  • 北海道ワイン おたる初しぼりデラウエア辛口 2012
  • 朝日町ワイン スパークリング・デラウエア NV
  • タケダワイナリー サン・スフル 2012
  • タケダワイナリー 蔵王スター ロゼ(一升瓶) NV
  • 甲斐ワイナリー 古壺デラウエア 2011
  • 仲村ワイン工房 夢あすか NV
  • ルミエール プレステージ・クラス デラウエア 2011
  • 金井醸造 万力 キャネー デラウエア+ 2008
  • タケダワイナリー アストールデラウエア demi 2008

書き留めたポイント、個人的な感想など

  • 前半の2種は、Foxy Flavourがそのまま味わえるタイプ
  • 朝日町ワインは、二酸化炭素を充てんしてスパークリングが造られるが泡は細かく瓶内二次発酵?と思ってしまう
  • サン・スフルは、瓶内一次発酵で造った田舎方式のスパークリングで、澱引きがないためか濁りがある
  • 蔵王スターのロゼは、マスカットベリーAを少量加えたもの
  • 古壺は、シュールリー方式を採っていて澱の香りが顕著(個人的に◎)、Foxy Flavourは少なくニュートラルでミュスカデにそっくり
  • 夢あすかは大阪で造られ、酸がかんじられない
  • ルミエールもFoxy Flavourをあまり感じないクリーンさがある
  • 万力は、濁りがあり濾過なし、かつ澱の香りを感じるのでシュールリーをしているのであろうか?
  • 最後のアストールはクリオエクストラクション、甘みが心地よい
  • デラウエアの果皮は紫だが、色を付けたワインが造られないのは何故であろうか?果皮のFoxy Flavourを排除するためか?
  • 後半のワインからは、強いFoxy Flavourを感じないが、収穫後に除梗・圧搾が速やかに、弱めの力で行うのであろうか?

クラス会ワイン

  • Ch. du raisin Chardonnay "Trois Joie" 2009
  • 中央葡萄酒造 キュヴェ三澤 Private Reserve 1997 (Trophy獲得)
  • Trois Joieには還元香があるが、後半薄れてきたので、銅などで排除すべきであった
  • キュヴェ三澤には酸化臭が顕著。この頃のブルゴーニュでpremature oxidationが問題となっていたが、これの原因はSO2の使用量が少なすぎともうわさされている。酸化臭は同一の原因か?

 

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各種ワイン会などで印象に残ったワイン

2012-10-29 | Tasting Note

ムートンの96、舌触りはなめらか、熟成のニュアンスも出て飲みごろ到来。美味い!

フェルトンロード、ブロック5。ピノの果実が主張する。14%とアルコールは高め。

NZマーティンボロを代表するドライ・リバーのピノ。12.5%とアルコールは低め。

NZカベルネの最高峰。シニア試験にも出題された、オークランド近郊のワイヘケ島産。

ラングドックで造られるソーヴィニョン。「ユニコン」。ユニコンが降り立つ畑は秀逸との逸話に由来?

オーガニックのアルザス・リースリング。エチケットがオーガニックをアピール。シュール・リーの香りがした。

伊・フリウリの白、ヴィノデラパーチェ。混植された100種以上のブドウ樹(含む甲州)から造られる。テルペン香が顕著

エレガントなバルベラ、かなり美味い。バルベラには、ピノのエレガントさに似たポテンシャルを感じた。

恐る恐る開けたビゾー。2000のヴォーヌ・ロマネには、ブレットのニュアンスはなかった。美味しい。

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95 Bourgundy Horizontal

2012-10-28 | Tasting Note

95は、酸が豊かな年、果実感や熟成のニュアンスがうまく出てくれば繊細でエレガントなワインになると思う。ワインに若干のムラはあったが、その微妙なニュアンスは感じられるおもしろいティスティングだった。是非、5年後、或いは、10年後にも試してみたい。

  • Dom. Georges Roumier, Chambolle-Musigny
  • Dom. Mchel Gaunoux, Pommard
  • Dom. Armand Rousseau, Gevery-Chambertin
  • Joseph Roty, Gevery-Chambertin
  • Dom. Jean Gros, Vosne-Romanee
  • Dom. Serafin, Gevrey-CHambertin

イチオシのセラファンは後半失速気味。人気はそれほどでもないが、村名でも安定した造り手と思う。ルソーは、安定して素晴らしく、後半盛り上がりを感じた。

還元香を感じるワインが多く、銅の棒を持参して撹拌すれば甦ったワインもあったと思われる。

ボトル・バリエーションが話題になったが、ボトル内・バリエーションというのもあるのかと思った。参加者のコメントを聞いていると、瓶内の上部、中ほど、下部、澱と混じったところなど、場所によって異なる印象を受けた。

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DNAとブドウの系図

2012-10-27 | Essay

DNAの解読が進むにつれ、ブドウの分類・系図の解明は飛躍的な進歩を遂げているようだ。 1990年代後半以降に、Vitis vinifera内、或いは、Vitis属内の品種がどのようにして生まれたのか、次々と論文発表されている。下に、ブドウ科の分類木を簡単に書いたので、参照すると多少は分かりやすい。また、染色体数から、ブドウ科全体の祖先を究明しようとする研究が成されている。これには納得させられたので、後半に詳細を掲載している。

Vitis Vinifera内

ワイン用ブドウのVitis vinifera内のつながりは以前にもいくつか紹介したが、後半の3種は今までに触れていない関係である。それぞれの品種の染色体の配列を割り出し、似た配列の品種、既知の親子兄弟関係を前提に、解明を進めるようだ。欠落したピースの数、全ピースの数がわからない、パズルを解明するようなものかもしれない。

  • Zinfandel, Primativoの祖先は、クロアチアのCrljenak kastelanski
  • Petit Sirah(California)とDurifと同一
  • Cabernet Sauvignonは、Cabernet FrancとSauvignon Blancの交配
  • Chardonnay, Gamay noir, Aligote, Melon は、Pinot NoirとGouais blancの交配
  • Pinot Noirは、TraminerとSchwarzriesling(=Mullerrebe=Pinot Meunier?)の交配
  • Silvanerは、TraminerとOsterreichisch weisの交配
  • Syrahは、南フランスのDurezaとMondeuse blanceの子孫

また、アメリカ品種は多数(ソムリエ教本には15種掲載)あるのに、なぜヨーロッパに1種類(ソムリエ教本にはVitis viniferaの1種のみ)なのか?についての仮説も面白い。アメリカ大陸の山脈は南北に走っているが、ヨーロッパは東西に走っている。氷河期が到来した際に、アメリカ大陸では、気温の変化に伴ってブドウ品種はどんどん南下して生き延びた。一方、ヨーロッパでは、山脈や海、砂漠に阻まれ氷河期にブドウが南下できずに殆ど死に絶えたが、低温に強いVitis viniferaだけが生き延びたとしている。

Vitis属内

Concordは、labruscaと習ったと思ったのだが、labruscaとviniferaの交配ということには驚く。また、生食用としてよく口にするDelawareは、意外と複雑であった。

  • ConcordとIvesは、V. labruscaとV. viniferaの交配
  • Delawareは、V. vinifera, V. labrusca, V. aestivalis

ついでにウィキペディアを引くと

  • 巨峰はV.viniferaとV. labruscaを幾度か交配して生まれた
  • マスカットベリーAも、V.vinifera(マスカット・バンブルグ)とV. labrusca(ベーリー種)の交配

また、1800年代後半にヨーロッパを襲ったフィロキセラによって、ヨーロッパのviniferaは壊滅的打撃を受けた。アメリカ系品種の台木にviniferaを接ぎ木することで解決したのだが、当時Vitis viniferaとVitis rupestris, Vitis ripariaを交配させて、フィロキセラ耐性を持つ品種を生みだす涙ぐましい努力があったようだ。今では、それらの交配品種のほとんどは残っていない。

ブドウ科内

Muscadine rotundifoliaという品種がある。フロリダ周辺など、アメリカ南部に繁殖し、生食用にも使われている。最近、アメリカ合衆国南部で問題となっているが、シャープ・シューターと呼ばれる虫が媒介するピアス病がVitis viniferaにとって致命的な問題を生んでいるが、この品種は耐性があると言われている。そこで多くの学者は、Vitis viniferaとMuscadine rotundifoliaの交配、接ぎ木を試みたが失敗している。Vitis属の染色体は、6倍体で38、Muscadine属の染色体は6倍体で40と異なる。このため、交配後も接ぎ木後も遺伝子レベルで馴染まないそうだ。

この遺伝子の数は、ブドウの起源を探る上で大いに参考になるそうだ。異なる染色体数を構成するには、単純な染色体数の祖先が必要となる。染色体の数が12, 14, 26のものがあれば、38と40の染色体の属を生みだすことが可能と考えられる。ただ、これら3種の染色体数のものは現存していない。詳細は、染色体の数から説明されている。最後に詳細を掲載。

 

ブドウの種類

  • ブドウ科
    • Vitis (ブドウ属)
      • 欧・中東系品種:(ソムリエ教本上は1種類掲載)
        • Vitis vinifera ほとんど全てのワイン用ブドウ
      • 北米系品種:(ソムリエ教本上は15種類掲載)
        • Visis aestivalis
        • Vitis berlandieri
        • Vitis california
        • Vitis labrusca
        • Vitis riparia
        • Vitis rupestris
        • ............
      • アジア系種:(ソムリエ教本上は3種類掲載)
        • Vitis amurensis 中国のヤマブドウ
        • Vitis coignetiae 日本のヤマブドウ
        • Vitis thunbergii
    • Muscadine(ムスカダイン属)
    • ...........

 

遺伝子数の変遷

はじめ

最初の生命体は以下の遺伝子を持ったものであった。ただし、これらの染色体数の植物は見つかっていない。

  • 2倍体の122倍体の14のものがあり、これらにはそれぞれその半数である6の配偶子7の配偶子がある
  • これらから、2倍体で13の子孫ができた
  • それが染色体倍加して4倍体の26ができた

ここまでに出てきた2倍体の122倍体の144倍体の26これらが存在していたと過程するとVitisとMuscadineの誕生を遺伝子的に説明することが可能となる。

Vitis属(6倍体基数38)の誕生

  • 2倍体の124倍体の26には、それぞれその半数である6の配偶子13の配偶子がある
  • これらが合わさって3倍体の19ができる
  • それが染色体倍加して6倍体の38ができた

Muscadine属(6倍体基数40)の誕生

  • 2倍体の144倍体の26には、それぞれその半数である7の配偶子13の配偶子がある
  • これらが合わさって3倍体の20ができる
  • それが染色体倍加して6倍体の40ができた

特に遺伝子数の変遷の詳細については、まだ消化しきれていない。誤りがあれば、ご指摘いただきたい。

主要参考文献:Ronald S. Jackson: Wine Science - Principles and Applications 3rd eddition

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「私生児ワイン」ストーリーとルフレイヴ水平

2012-10-25 | Tasting Note

ブルゴーニュ・白ワインの名手、ルフレーヴの造る2010年名醸畑を並べて飲む(水平テイスティング)機会に恵まれた。併せて、それらが在る、ピュリニー村の主要畑の名前の由来について調べてみたので、紹介したい。(出典:Remington Norman, GCruより)

最高の白とも言われる、ブルゴーニュ・ワインの産地は、ボーヌの街の南に広がるコート・ド・ボーヌ地区にある。その、頂点にあたるのが特級畑のモンラシェで、ピュリニ・モンラシェ村とシャサーニュ・モンラシェ村にまたがっている。その一方のピュリニ・モンラシェ村には、モンラシェの弟分にあたる銘醸畑がひしめき、代表的なものにシュヴァリエ・モンラシェ(特級、「神の雫」では、第五の使途とされ、マッターホルンに例えられた)、バタール・モンラシェ(特級)、ビアンヴィニュ・バタール・モンラシェ(特級)、ピュリニ・モンラシェ・レ・ピュセル(一級)などがある。一帯は、モンラシェと呼ばれる丘を成し、その中腹に当たる最良区画がモンラシェ、その上部がシュヴァリエ、下部がバタールビアンヴィニュ、横(北側)にピュセルがある。

背景となる物語: ヨーロッパの中世、この地を治める領主(シュヴァリエ)は、双子の娘(ピュセル)をたぶらかして不倫仲に陥り、娘は私生児(バタール≒バスタルド=私生児)を生む。村人は、その私生児が生まれたことをを歓迎し(ビアンヴィニュ・バタール)た。

微笑ましくもあるが、その母子の行く末を考えると可哀想にも思えるとレミントン・ノーマンも記しているが同感である。このほか、この地に新たに越してきた人が耕した畑なのでヴィアンヴィニュ(=ようこそ)と呼ばれたとの説もあるそうだ。

また、余談ではあるが、バスタルドの名を冠したブドウ品種もポルトガルに存在する。マディラ島やボルトガル本土で極々わずかに造られている。こちらは、品種を生んだ交配を比喩して私生児と命名したとの話もあるようだが、正確な由来までは調べられなかった。

テイスティングワインは以下のとおり

  • Domaine Leflaive  2010
    • Puligny Montrachet Let Pucelles (ピュセル
    • Meursault sous le Dos d'ne
    • Batard Montrachet (バタール
    • Puligny Montrachet Les Folatieres
    • Bienvenues Batard Montrachet (ビアンヴィニュ・バタール
    • Puligny Montrachet Les Clavaillon
    • Puligny Montrachet Les Combettes
    • Chevalier Montrachet (シュヴァリエ)
  • Ch. Palmer 2000
  • Shafer CS Hillside Select 1985

個人的には、濃く、主張が強いバタールとフォラティエにvote。参加者の一番人気はフォラティエ、二番人気以降は分散していた。貴腐果混入を匂わせる(ルフレーヴは否定)はっきりとした果実感が受け入れらたのかもしれない。斜面下のビアンヴィニュ、バタールは果実感もしっかりしていたが、シュヴァリエは時間が必要なのか固め、マッターホルンのような厳しさも併せ持っていた。

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Champagne Tasting (different dossage)

2012-10-22 | Tasting Note

 

  • Christphe Mignon Extra Brut Meunier 100% NV (dos 3g/l)
  • Pierre Callot Blanc de Blancs Brut GCru (Ch 100%) NV (dos 10g/l)
  • Hubert Dauvergne Cuvee Saphire Dosage Zero GCRU (PN80%, Ch 20%) NV
  • Christphe Mignon Brut Meunier 100% 2006 (dos 6g/l)
  • Pierre Callot Blanc de Blancs Non Dose GCru NV (Ch 100%)
  • Hubert Dauvergne Cuvee Fine Fleur de Bouzy GCru NV (dos 7g/l)
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Blind Tasting of Great Wine

2012-10-22 | Tasting Note

 

  • Tsugane Wine Hyakuji Brut
  • Weingut Brundle Mayer Gruner Veltrina Alte Reven 1998
  • Agricola Quareciabella Batar 1998
  • Dom. d'Auvney Meursault Narvaux 1990
  • Calera Viognier San Benito County 1989
  • Chapoutier Grand Hermitage Cuvee de Boys 1959
  • Cos d'Estournel 1937
  • DRC Echezeaux 1989
  • Mas de Daumas Gassac 1989
  • Yarra Yering Pinot Noir 1996
  • Opus One 1991
  • Recaredo Reserva Particular 2001
  • Zind Humbericht Alsace GCru Riesling Clos Saint Urbain 1985

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ADVパンセ講座と酸度の測定について

2012-10-20 | Essay

 

ワインの酸度についてコメントを求められた時にpHで答えたところ、あまり一般的なテイスティング指標ではないとの指摘を受け、お聞きした内にUC Davisの授業スライドを用いて調べなおした。学生時代、工学部で無機化学中心だったためか、そもそも不勉強のためか弱酸にはあまり慣れていなかったようだ。

酸の種類

強酸:完全にイオン化する。例えば、塩酸(水素イオンと塩素イオンとなって存在)や硫酸(水素イオンとSO4イオンとなって存在)

弱酸:完全にイオン化しにくい。例えば、ブドウに顕著な、酒石酸やリンゴ酸は、イオン化して存在するものとイオン化しないで存在するものがある。リンゴ酸の場合、イオン化した水素イオン(H+)とリンゴ酸イオン(C)の場合と、イオン化していないリンゴ酸(H2)の状態がある場合がある。

酸の測定方法

pH:電位の異なる電極によって水素イオン濃度を対数ベースで指標化したもの。pHが低いと酸度は低く、中和点7以上はアルカリ性となる。便利な検査器具(pHメーター)が開発され、畑を中心に利用されている。白ブドウ3.1~3.4、黒ブドウ3.3~3.6が栽培における一応の目安となっている。イオン化されない酸は測定対象とはならない。

総酸度・滴定酸度(いずれでも略称はTA):一定量のサンプル溶液に水酸化ナトリウムなどを加え続けて、中和するのに要した水酸化ナトリウムの使用量から逆算した酸度。酒石酸に換算した量がワインにおいては良く用いられている。イオン化されていない酸も中和の対象となるのでカウントされることとなる。同じpHでも、総酸度が異なる場合は多いようだ。人の舌は、こちらに近いと言われている。テイスティングにおいて、5g~8g/㍑が一応の目安となっている。

酒石酸の状態 

 酒石酸には、水素イオンを造り出せるカルボン酸が2基あるが、「①いずれもイオン化せずに、完全にくっついた状態」、「②一方のカルボン酸のみがイオン化した状態」、「③両方のカルボンさんがイオン化した状態」の三パターンが存在し、pHが3以下だと①が優勢になり、3~4では②が優勢、そして4以上では③が優勢となる。特に酸味が強いときは、総酸度の測定も欠かせない。

ワインリスト

授業

  • En Tirage Extra Brut Russian River Valley 1992
  • Michel Niellon Chassagne-Montrachet Les Chaumees Clos de la Truffiere" 1999
  • d'Arenberg Last Ditch Viognier 2008  (TA 7.3g/l, ph 3.15)
  • Terrunyo Carmenere 2004
  • Costers del Siurana Miserere, Priorat 1993  (TA 6.4g/l, ph 3.3)
  • Aldo Conterno Barolo Cicala 1996  (TA 9g/l, ph 3.3)
  • Vinho Generoso, Ultima Reserva, Carcavelos Quinta do Barao NV

コメント

  • 最初の泡はボランジェと同じRD、澱とともの寝かしてデゴルジュは2年前
  • ヴィオニエは難しかった。品種の個性が薄れかけていたためか。
  • Prioratoは、元6人組の1人が独立して造ったワイン
  • 最後はリスボン近郊、カルカヴェロスの酒精強化。マディラっぽいが、洗練度はあまり高くない。

クラス会

  • 勝沼醸造 Arga Branca Pipa 2008
  • Montus Pacherenc du vic bilh 1999
  • Yarden Gallee Galilaa Wine of Israel Chardonnay 2009
  • Barthenau Vigna sUrabano 1998
  • Milano Petit Verdot 1999
  • Ch. Mercian 桔梗ヶ原メルロー 2000
  • Hanzell Pinot Noir Sonoma Valley 1978
  • Robert Mondavi Pinot Noir Reserve 1986
  • Quinta da Muradela Souson 2007
  • Ch. Pavie 1989

コメント

  • 勝沼醸造のPipaは、クリオエクストラクションで糖度を高めた
  • ゴラン高原は戦場で、生産国名を直接は表示できない
  • マディランの品種はプティクルビュ
  • モンダビのピノは、美味
  • ムラデッラは、スペインガリシア地方の有名な生産者。Sousonは品種名、メンシアに近いと思われる
  • 全てブラインド、「1989」と答えたところ、「素人だ!プロなら1990」と言われたが、勝利の女神がほほ笑んでくれた。
  • Milanoは、プティベルド100%と珍品

総じて変化球だらけ、マニアックで有意義な会でした。

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中国ワイン

2012-10-14 | Tasting Note

ワイナートの中国ワイン特集を取材された経験を基に、ベールに隠された中国ワインと、秀逸な生産者であるグレースワインについてのセミナーに参加した。要点を以下にまとめてみた。

中国全体のお話

  • 消費量は世界第5位、生産量は世界第6位、栽培面積はアメリカを抜いて世界第4位、すべての増加率が驚異的である。
  • ワイン産地の区分などはもとより、正確な統計も充分に揃ってはいない。
  • 近代的なワイン造り(辛口)は1982年から
  • 規制は強化されているが、水、砂糖、色素などの添加物も多い
  • 一部の会社が大量生産を行っているが、日本ほど寡占は進んでいない。
  • 上海などを中心に、広くワインを試そうとする文化があり、成金趣味的なとらえ方はされていない。

グレースワイン

  • 中央内陸部の山東省のワイナリー
  • 操業1997年、初リリース2002年
  • 生産量は年間150万本
  • スペイン・トーレスと一部提携
  • 冬期の冷え込みは―25℃、そのためフィロキセラはいないため、自根栽培
  • 自根のため、ナーサリーはあるが、切った枝を土に差し込むだけのようだ。
  • 平均9.8℃、7月の平均気温23℃で、ディジョンより寒冷
  • 仕立ては、ブッシュ(殆ど手を入れていない)
  • 冬期は土をかけて凍死対策
  • CEOは財閥の娘、ゴールドマンに就職後24歳で就任、「GSでの仕事の経験は何ひとつ役に立たなかった」

供出ワイン

  • Grace Vineyrad Symphony 2009 ABV10.8%
  • Grace Vineyrad Vineyard Series Rose 2010 ABV 12.5%
  • Grace Vineyrad Vineyard Series Cabernet Merlot 2010 ABV 12.5%
  • Grace Vineyard Tasya's Reserve Chardonnay 2009 ABV 13.0%
  • Grace Vineyard Deep Blue 2010 ABV 13.0%(CS 93%, M 5%, CF 2%)
  • Grace Vineyard Chairman's Reserve 2009 ABV 13.0%(CS93%, M 7%)

感じたこと

  • 上代が高めの設定であったためか、参加者の反応はイマイチ。ただ、個人的には非常に面白いと思った。
  • 産地の気候は極めて冷涼で、雨も少ない。これがワインに反映されていたため、濃いボルドーや新世界とは別次元。
  • 気候としてはドイツ・アルザス・ロワール・日本の岩見沢に近く、冷涼なワイン産地として見るべきと感じた。
  • シャルドネは秀逸、補糖・補酸もなし。果実感が充分残っている。
  • 同じカベルネ品種ならば、できの悪いAnjouなどよりはるかに素晴らしい。色調は薄く、ピノ程度でグラスの反対側にかざした手の指の間を見ることができる。
  • メトキシピラジンの香りはあるが、ロワールほど強烈ではない。タンニンもかなり抑えめで骨格は細めの印象は否めない。
  • 表土と下層土はどうなっているのか?冬期の地中温度は、下層土と表土でどちらが低い/高いのか?
  • 一般にヴィニフェラの根(=自根)は下に張り、接ぎ木の根は横に張る性向がある。自根がここの気候に合うのでは?

     

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ブルゴーニュ全体像

2012-10-14 | Tasting Note

ブルゴーニュの各村や生産者にフォーカスした講座は多いが、全体についての話は意外に少ない。

興味深い内容を簡単にまとめると次の通り

  • 斜面下の平地部分の下層土壌は、斜面側の村名以上と異なる。AOCブルゴーニュと村名以上には根本的な土壌の違いがある。
  • ドメーヌ・ダルモンのNSGなど、白ブドウが混入して造られる赤ワインは多い。
  • ブルゴーニュ委員会は、ボジョレ地区をブルゴーニュにカウントしていない。
  • グランクリュは、ブルゴーニュ生産量において全体の1.4%程度と少ない。
  • 最近の輸出先を出荷金額で並べると、1位アメリカ、2位日本、、、となる。

供出ワインは次の通り

  • William Fevre Chablis GCru Bougros 09
  • Dom Jean-Marc Morey Chassagne Montrachet 09
  • Dom. Ramonet Bourgogne Aligote 2009
  • Dom. Cacheux & Fils Chambolle-Musigny Les Plantes 07
  • DOm. Michel Gros Vosne Romanee 1er cru Clos des Reas 07
  • Dom. Nicolas Rossignol Volnay 1er cru Taillepieds 07

ブラインドは全敗に近く語りづらいが、グロがクリーンで良かった。濃縮機を使っているので、09はジャミーさが強く好みではなかったが07はバランスも取れていて繊細さを感じた。

 

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ナイト・ハーベスト

2012-10-13 | Essay

熊本ワインの菊鹿、高畠ワインのラベルに「ナイト・ハーベスト」と書かれているものが市場に出回り始めている。

ナイト・ハーベストとは、夜間に収穫するという字義のとおりで、今まで日中にのみ行われていた収穫作業を夜間に行うことでブドウの品質を保持しやすくなるとの考え方に基づいて、最近採用され始めた収穫方法である。主なメリットは次の通り。

  • 夜間は日中に比べて冷涼なので、ブドウが酸化・腐敗しにくい。また、涼しい方が芳香成分を保つことができる。
  • 多くの植物は日中に水分を蒸発して夜間に補給する。したがって、高温で糖度が高まりやすいブドウ栽培地域では、夜間の収穫の方が水分による希薄化によって糖度を下げる効果がある。
  • 高温多湿な地域(日本など)では、夜露がつくので、それによっても糖度を希薄化できる。
  • 労働時間の制約が少ない機械収穫に対応し易い。

特に第二点は重要で、実際に糖度計を用いても、ブドウの実の日中と夜間の測定値は異なり、日格差が20度ほどあると違いは顕著となるそうだ。したがって、収穫を決めるための測定が行われる時間と、実際の収穫の時間も同じ時間帯でなくてはならず、カリフォルニアなどでは強く指導が行われている。

もともとは、カリフォルニア・ソノマバレーのSangiacomoというブドウ栽培業者が採用しはじめたそうで、この栽培業者はナイト・ハーベストの模様(手摘み)をビデオに録っていて、添付のサイトで見ることができる。なお、Sangiacomoは基本的にブドウを卸しているようで、サイトにリンクされている顧客リスト(ワイナリー)がそのブドウを用いたワインを造っているようだ。

http://www.sangiacomo-vineyards.com/about

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最近飲んだ、印象的なワイン

2012-10-07 | Tasting Note

Graham Beck, Robertson South Africa,  Brut Blanc de Blances2008

 

南アフリカのスパークリング。よく出来ている。小売価格は2500円程度。

 

Arman Roussault, Charme Chambertin, 2004

 

アルマン・ルソーの頂点は、シャンベルタン・クロドベーズ・クロサンジャックの3畑と言われている。これは、事実であろうが、今飲むとなると別である。先般開けた2000のクロドベーズは、硬く、まだまだとの印象があったが、これは、まさに満開、華麗な花やベリー系の香りに満ちて美味であった。

 

 

Portal del Monsant, Trossos Tros Blanc 2009

スペイン、モンサンで造られる、グルナッシュ・ブラン100%のワイン。アルコール度数は14.4%と高め。樽も効いて、梨やトロピカル・フルーツなどが絡み合ったリッチなワイン。個人的にはかなり良かったが、人によって酸度の許容域が異なるのか、辛い評価も出ていた。

Rhone 3本

  • Guigal, Cote Rotie La Turque 2008
  • Guigal, Ch. d'Ampuit 2008
  • Sabon, Chateauxneuf de Pape, Le Secre de Sabon 2010

ギガルは、クリーンで秀逸。特にラトゥルクは、酸もきれいで、濃さにも抑えが効いているが華やか。パーカーにはイマイチのようだが、美味い。シャトー・ダンピュイは、ラトゥルクを控え目にした感じ。

サボンからは、ブレット香を感じた。サボンに限るわけではないが、ヌフとスペインからは強く感じられるものが多い。

  

 

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