Vino Masa's Wine Blog

Weekly notable wine update.
毎週、気になったワインをアップデートします。

Detecting Dosage and MLF

2012-05-27 | Tasting Note

There was the discussion about how to feel MLF and dosage.  But the reality is, quite hard as dosage is masking the strong acidity from malic acid.

テイスティングに先立ち、どのようにMLF(MLFは、マロラクティック発酵の略。醸造家はこの発酵をコントロールできる。生起させると乳酸に由来するまろやかさ、生起させないと酸が鋭いリンゴ酸がある)とドサージュを感じるかのディスカッションがあった。しかし、実際のところドサージュは、リンゴ酸に由来する強い酸を覆ってしまうのでとても難しい。

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Good Value Chablis

2012-05-27 | Tasting Note

Good Chablis. Rich fruit aromas of pear and green apple with moderate butterly nose from oak. High acidity but not too much. I think WA points is reflecting this wine's reality. And This was below 5000yen.

ワインアドヴォケイトの点数と5000円未満という価格につられて買ってしまったのですが、とてもいいシャブリでした。芳醇な梨や青リンゴの果実と樽に由来するバター香り、そして酸味は高めながらもちょうどいい感じでした。点数相応の価値はあった気がしています。 

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Good Value Barbaresco

2012-05-27 | Tasting Note

This is reasonably priced Barbaresco. High abv but enough fruitiness can match with its structure. Mixed aroma of red fruits and toastiness with good acidity. Delicious. Probably this can also age well.

手ごろな価格のバルバレスコ。アルコールは高めだが、それを受け止める充分な果実味がある。赤い果実の香りとトースト香そして程よい酸味。 美味しいけれど熟成もしそう。

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エキスパートコンクール テイスティング編

2012-05-27 | Essay

合計5本の出題です。

1題目の白と3題目の赤は完全記述式。20cm×20cmのスペースに自由にコメントを埋める自由形式。

2、4、5題目は、あらかじめ「品種」「地域」「国」「年」の4項目を埋める回答の形式。

1.私は、オーストラリア、ヴィクトリア州、モーニントンペニンシュラのシャルドネ

  周りの意見は、シャルドネでは一致したものの産地はばらばらでした。アルコールが高め、新世界っぽさを感じたのですが。

2.私は、スペイン、リアスバイシャスのアルバリーニョ

  周りの意見は、ソーヴィニョンが多数、リースリングが少々。私は、最初NZのソーヴィニョンを書き換えたので失敗かな、、、

3.私は、カリフォルニア、セントラルコーストのジンファンデル

  周りの意見は、メルローが多数。タンニンをあまり感じなかったのでメルローは除外したのですが、正答はいかに

4.私は、アルザスのピノ

  周りは、ガメイ、MBAなどの答えが。言われるとガメイ(クリュ・ブルジョワ)が正しい気がします。

5.私は、ミュスカドボームヴニーズ

  周りは、ソーテルヌ、ヴーヴレ(甘)など様々。貴腐香はしなかったことと国の配分を考えると、以外とレチョート・デ・ソアヴェだったりして、というのが試験後落ち着いてからの感想です。

最近の協会の傾向を考えると、フランスの比重を落としているので、4がガメイだとすると他はその他の国に思えてしまいます。

1,3の記述は画期的、テイスティング問題とはこうすべきと思いました。もっとも自分の記述の技がついて行けていないかもしれません。

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Methionol メチオノール

2012-05-20 | Tasting Note
  • Pierre Peters Cuvee Speciale Les Chatillons CCru Le Mesnil sur Oger Blanc de Blancs Brut
  • Josmeyer 07 Riesling Grand Cru Hengst 
  • Etude 07 Pinot Noir
  • Giacomo Conterno 98 Barolo

Had a chance to attend wine seminar on "Unconfortable Flavour".  This time's topic is TCA but accidentally one of the tasting sample was damaged not by TCA but by reduction. Some metalic flavour, iron or copper, hit the nose from Barolo. This reminds me that 64 Vosne Romanee by Gros Frere et Fils which I had last week has strong methionol flavour. It's damaged more by reduction than oxidation. As I learned, should have been stir the wine by copper stick for oxidating the wine.

不快臭のワイン講座を受講したところ、テーマであるTCAではなく還元臭の強いワインに出くわしました。バローロには、鉄や銅のような金属臭が伴っていました。先週の64のグロ・フレールエフィスのヴォーヌロマネにも同様の香りがありましたが、それは還元臭であって、酸化ではなかったのですね。時すでに遅しですが、講座で学んだように、銅の棒で撹拌して還元状態から酸化させれば改善したかもしれません。

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Good Japanese Chardonnay

2012-05-20 | Tasting Note

Tsugane 2007 (Yamanashi) Beau Paysage Chardonnay

Flightening Japanese Chardonnay. Not waterly, and very strong nuance of oak. Butterly flavour is harmonizing with rich fruitiness.

驚くことに日本のシャルドネにこんなのがあるんですね。水っぽくなく、オークの香りが強い。そしてそのバター香がリッチな果実感とマッチしていました。

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ワイナートご推奨シャンパーニュ

2012-05-20 | Tasting Note

Laherte Freres, NV La Vignes d'Autrefois, desgorged in Jul 2010

Accidentaly had a chance to try the Champagne newly introduced by Japanese wine magazine "Winart". Intence frutiness palet with some hint of Brioche. Acidity is a bit high but promising aging potential.

偶然にも、ワイナートで紹介されたシャンパーニュを飲む機会に恵まれました。果実味が凝縮され、ブリオッシュの香りもほのかに。酸味がかなり高いですが、熟成して良くなる可能性大です。

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Outstanding Chardonnay (Paringer Estate)

2012-05-20 | Tasting Note

Paringer Estate (Mornington Peninsula, Victoria, Australia), Estate Chardonnay 2007

So many people are focusing on Mornington Peninsula these days. I've tried one of the most famous producer, Paringer Estate and found this is outstanding chardonnay. Very rich butterly flavour with some cripyness and fruitiness but low acidity and high abv (14.6%). It is said Mornington Peninsula is inbetween Burgundy and California but I thought is much closer to California, similar style of Marcassin or Mer Soleil. Delicious.

今注目のモーニントンペニンシュラの第二弾(第一弾はStorniers)、パリンガーエステートを試しました。とてもリッチで、バターや溢れんばかりの果実香、トーストのようなニュアンスがありますが、酸は低くアルコールは14.6%と高め。カリフォルニアとブルゴーニュの中間との評価がありますが、かなりカリフォルニア寄りの印象をうけました。マーカッサンやメルソレイユに似たスタイルとの印象です。

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Other interesting wine of the week

2012-05-14 | Tasting Note

Other interesting wines I had this week.

  • 05 Dujac Fils et Pere Gevery Chambertin
  • 07 Umani Ronchi Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Riserva
  • Vin de Table, Bois Lucas Et Alors

Even if it is negotian, 05 Dujac is concentrated and strong impact. Better to wait another couple of years. Umani Ronchi is making this with oak. Strong nuance of butter flavour. Besides lower acidity, almost similar to normal chardonnay. Bio style Sauvignon Blanc made by Japanese owner, Junko Arai. Full of grapefruits aroma but some nuance of oxidation.

今週のその他の印象的なワインです。たとえネゴシアンでも、デュジャックは凄い。凝縮感と圧倒的な果実香。もう数年待ちたかった。ウマニロンキは、これをオークを使って造りました。バターの強い香りが印象的です。酸が少ないことを除くとシャルドネと区別がつきにくいワインです。ロワールのヴァンドターブルは、新井順子さんが造るワイン。柑橘系の香りに溢れていますが、ビオのためか酸化のニュアンスを伴っています。

 

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Jermman's Red Angel '09 (WA92point)

2012-05-13 | Tasting Note

I didn't know that Jermman, prominent wine producer in Friuri, is making Pinot Nero (the same as Pinot Noir). I accidentally found the sale (around 3000yen/bottle) of this wine and tried couple of days ago. Impressive aroma of strawberry and cherry. Still young but delicious with descent acidity. If it was Burgundy Pinot, cannot expect this quality for this price. But WA 92point is a bit too high. When I read Robertparker.com's Jermman, and found that the writer of the article, Antonio Galloni, is the relative to the Jermman, actually his wife's uncle owns the winery.

北イタリアのフリウリ州の著名生産者、イエルマンが、ピノを造っていると知らなかったのですが、彼が造るピノ・ネロ(ピノ・ノワールと同一品種)を偶然にも3000円程度で入手できたので、数日前に試飲しました。 イチゴやチェリーの印象的なアロマが心地よく、まだ少し若いものの、心地よい酸もあって美味しい一本でした。ブルゴーニュであればこの値段でこの質は望めないと思いました。ただし、92点はちょっと高すぎるかもしれません。パーカーのイエルマンの記事を読んでいたら、書いているアントニオ・ガローニはイエルマンの親戚で、アントニオ・ガローニの奥さんがワイナリーの所有者と述べられていました。(笑)

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クラス会のブラインド

2012-05-13 | ワイナリー訪問記

  • 2011 Soumar Savaro Yarra Valley (Savagnin 100%)
  • 2007 Fridrich Becker, Pfaltz, Chardonnay Trocken
  • 2010 Pierre Gaillard Condrieu
  • 2001 Chandon Briailles Corton
  • 1990 Dom. Mazurd et Fils Cotes du Rhone Cuvee Speciale
  • 2007 Egly Oeurier Coteaux de Champeois Cuvee Des Grands Cotes
  • 2007 Geverey Chambertin 1er Cru Les Champeaux (signed bottle)
  • 2010/2011 熊本ワイン株式会社 シャルドネ菊鹿
  • 1992 Stag's Leap Wine Cellars SLV Napa Valley CS
  • 1986 Robert Mondavi Pinot Noir Napa Valley
  • 1989 Ch. Pichon Longuevil Comtesse de Lalande
  • 2005 Bruno Giacosa Falleto Barolo

クラス会のブラインドは難しい。先日の会は12人でレギュラーボトル12本。1人当たり62.5ミリリットル。グラスは2脚使い回し。これで見分けなくてはならない。レストラン滞在時間は2時間少々。一本あたり注がれてから判断を下すまでに10分しかない。時間があれば香りの前駆体(プレカーサ)が外れて香りが立ってくるソーヴィニョンブランは、タイムアップになりやすい。寒冷地の泡やシャルドネもスロー・スターターのものがある。本来の香りをも塞いでしまう一部の還元香は、時間とともに消失するものもあるが、その時間を待ってはくれない。注目をひく期待に胸を膨らませて持参しても、時間切れで涙をのんだ人も多かったのかも。私もその一人(涙)

個人的に注目のワインは次の通り

  • ベッカーのシャルドネは出色。ドイツのポテンシャルを存分に感じさせてくれる。複雑さ果実感、バランスすべて揃っている
  • 後になって香た、自画自賛のコンドリューもまあまあ。Jamie Goodeご推薦の生産者だがこのワインは掲載されてない
  • エグリウーリエのコトーシャンプノワはもっと年がいっていると思いましたが、07で繊細な熟成のニュアンスも備えたピノ
  • 89 ラランドは熟成ピークの複雑な芳香を放ち圧倒的
  • ジャコーザのバローロは酸味とタンニンが絡み合い、森の下生えなどの怪しさも備えた逸品

英語バージョンは27日以降に復活予定です。English version will re-start from 27th of May.

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Vertical of year 64

2012-05-13 | Tasting Note

15本の豪華ワインの試飲、ウチ10本は64ヴィンテージ!ただ、シェリーが一本もないのに、高い確率で酸化臭が漂っていました。

Opened 15 great wine including 10 bottles of Y64.  It is inevitable to have high ratio of oxidated nuance.

若い5本はすばらしい!どれもそのワインだけで通せる豪華なワインが並びました。

Wines younger than 1964. All good conditions and all extraordinary wines!

  • 02 Amour de Deutz
  • 98 Haut Brion Blanc
  • 93 Zind Humbrehid Hengust Gewurztraminer
  • 05 Sea Smoke Ten
  • 94 Chapoutier Hermitage Vin de Paille

64がこれだけ並ぶ、異常なディナーでした。そして状態が良くないものもかなり、、、、

Wines of vintage 1964. Crazy dinner...., And conditions are not so good.

  • 64 Trouillard Champagne Brut
  • 64 Dom Perignon
  • 64 Coron Pere et Fils
  • 64 Gros Frere et Fils Vosne Romanee (village)
  • 64 Ch. Cheval Blanc
  • 64 Hallcrest Santa Cruz Mountain Cabernet Sauvignon
  • 64 Vina Tondonia Vinos Finos Rioja
  • 64 Ch. Lunch Bage
  • 64 J. de Telmonte Champagne (Rose)
  • 64 Quinta do Noval Colheita

ドンペリ、テルモンテのシャンパーニュはまあまあ。ランシュバージュはとてもよく、リオハは熟成の枯れたニュアンスが素晴らしくシラーやピノの熟成したものによく似ていました。キンタドノヴァルは、さすが、まだこれから20年は行けそうなくらい若さを感じました。他は、酸化のニュアンスが強く、やっと飲める程度。グロフレールエフィスは鉄っぽい香りに顔をしかめてしまいました。

Dom Perignon and Telmonte Champagne are OK. Lynch Bage is good. Tondonia's Rioja is amazing, quite similar to aged syrah or pino, delicious. Quinta do Noval is still vivid and can age another 20years or more. Others .... oxidised. Drinkable but not good.

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DOP as for marketing tool / マーケティングとしてのDOP (case study of Brunello) (no English)

2012-05-12 | Essay

1)    90 Poggio Salvi Brunello di Montalcino (SV 100%)

2)    90 Valdicava Brunello di Montalcino (SV 100%)

3)    90 Argiano Brunello di Montalcino Riserva (SV 100%)

4)    90 Castello Banfi Brunello di Montalcino Riserva Poggio All’Oro (SV 100%)

5)    90 Altesino Brunello di Montalcino Riserva (SV 100%)

6)    90 Poggio Salvi Brunello di Montalcino (SV 100%)

7)    90 Castello di Fonterutoli Chianti Classico Ser Lapo (SV 97%, CS 3%))

先日、漫画「ソムリエール」等の監修者でもある堀賢一氏の講座を受講して、ブルネロ地区における原産地呼称の果たす役割について議論したが、ヨーロッパのワイン法がマーケティング戦略上重要な役割を果たしていることを考えさせられた。

欧州では、原産地呼称制度と言われるワインなどを規定する法律があり、各地域で造られるワインが細かく規定され、その呼称の持つ権益を保護している。例えば、イタリアの銘醸ワイン「Brunello di Montalcino(ここでは、ブルネッロ)」は、ワインを造る品種名、栽培方法、醸造方法、熟成方法などが細かく規定され、基準を満たさないワインに「ブルネッロ」の呼称を付けることは違法とみなされる。

ブルネッロをアメリカ市場などに輸出する際に、アメリカの評論家などに好まれる、太い骨格のパンチの効いたワインにするために、規定にはみとめられていない品種、カベルネソーヴィニョンなどを混入した行為が発覚して、不法行為が認められたことがかつて発生したこともあった。

この銘醸地には、Brunello di Montalcinoのほか、Rosso di Montalcino、Sant’Antimoの呼称がある。最上位のBrunello di Montalcinoの品種規定を変更するのは、多くの困難があること、品種等の規定が緩いSant’Antimoは、知名度が低くマーケティング効果が薄いことを考えて、一部の生産者はRosso di Montalcinoの品種規定を緩めることによって、アメリカ市場で人気のあるワインを造ろうと考えたが、これは反対が過半数を上回り否決されている。

講座では、どうすべきだったのかの簡単なディスカッションが行われた。時間が少ないこともあり、議論が尽くされなかった感はあるが、堀氏の意見は、Sant’Antimoの名称を変えてMontalcinoの文言を入れたものにすれば、一定のマーケティング効果があるとの意見で、瓢箪から駒のようなアイデアでもあり、興味深かった。

講座を終えてこのテーマを再考するといろいろ考えさせられることがある。まず、原産地呼称制度そのもの。米、豪など新世界の原産地呼称制度は生産地域を指定したもので、栽培品種などの細かい規定は存在していない。生産者が能動的にワインを造り、それを消費者にアピールすることとなる。新世界ワインが短期間で世界市場に迎え入れられたのには、生産者に品種選択から全ての栽培・醸造方法に至るまで大幅な自由度が与えられていたことで、何が消費者に受け入れるかを最大限引き出せる懐の深さがあることだ。欧州だと、規定に沿わないワインを造ろうとすると極端な場合、分類上最下位となる「テーブルワイン」という不名誉なものでワインをリリースせねばならず、革新者には多大な困難が伴うこととなる。イノベーターを称える環境にいたためか、私は欧州の原産地呼称よりも新世界の緩い制度にエールを贈りたくなってしまう。

一方で上で述べた堀氏のアイデアは、マーケティングの観点から原産地呼称を考える示唆に富んでいる。特に知名度の高いワイン銘柄であれば、欧州の原産地呼称制度のお陰で、規定に沿ったワインにはお墨付きが与えられるので、マーケティングに多大なコストを払う必要がなくなるとのこと。特に小規模な造り手がワインを販売するには、あるいは銘醸地の生産者が規定に沿ったそこそこのワインを販売するには、欧州流の原産地呼称制度がなくては充分な売り上げが期待できないことも意味している。この制度の違いで米・豪の凡庸な生産者は淘汰されてしまうところ、欧州であれば凡庸でも生き残れると思われる。これを欧州における農業などについての保護主義と見ることもできるが、政府の精緻なマーケティング制度とも見做せる。人口や国土が圧倒的に小さいフランス・イタリア・スペイン各国がアメリカ以上のワイン生産を続けられるのは、この強力なマーケティング制度があってのたまものではないか。マーケティングの教科書に登場するSTP理論(segmentation, targeting, positioning)において、一般消費者をtargetにした場合、positioningにおいて、一群の規定に沿ったワインを十羽一絡げに一定の市場価値を創出するに至っているのである。

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Confuron Cotetidot 08 Horizontal

2012-05-11 | Tasting Note

08 Vosne Romanee

08 Vosne Romaneee 1er Cru Les Suchot

08 Exhezeaux

08 Chambolle Musigny

08 Gevrey Chambert

Suchot has some reductive nuance, Chambolle and Gevrey Chambertin are not opening. Echezeaux is the best of all, strong aroma of concentraded red fruits and village wine comes next with similar but sensitive aromas. Because Cotetidot is based on Vosne Romanee, the result is within the expectation. Heard Cotetidot has started more updated way, de-stemming and discard Guy Accad way of fermentation. Very interesting horizontal.

スショには還元香、シャンボールとジュヴェリシャンベルタンは開いてきませんでした。エシェゾーには強い赤系果実の香りと圧倒的な凝縮感がありベスト、村名はそれを優しくした感じでした。コテティドがヴォーヌロマネを本拠としているためか、結果は予想の範囲ではありました。コテティドと言えば、ギイアッカを思い出す人もおおいでしょうが、最近では全房圧搾や低温浸漬を緩めたりなど、時流に乗った造りをしているようです。

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Wine Tasting Training by the glass グラスワインでテイスティング強化週間 part2

2012-05-06 | Tasting Note

Do you know the wine bar shown on the vol 31st of "Drops from God" ? All of below are by the glass. Pretty unique Wine Bar.

「神の雫」31巻の裏表紙の写真ってどこのワインバーかご存知ですか?これら全てグラス、こだわりを感じる店です。

1. L. Vitteaut Albert Cremant de Bourgogne 

2. Dom. de la Pepiere Muscadet Sevre et Maine Sur Lie 09

3. Az. Agr. Roberto Ceraudo IMYR IGT Bianco 09, Cammpania (Ch 100%)

4. Paul Kubler Alsace Sylvaner "Z" 08

5. Dom. Ganvat Cotes du Jura Chardonnay 09

6. Az. Casale Cainossa Daviddi Chianti Colli Senesi 08

7. Ch. de Villeneu Saumur Champigny 09 (CF 100%)

8. Maine Alain Jeanniard Bourgogne Pinot Noir 09

9. Marisa Cuomo Futore DOC Costa d'Amalfi Riserva 06 (50 Piedirosso 50 Aglianico)

10. Capitain Gagnerot Corton Les Marechaudes 05

+ previous post of VDN vs VDL

Followings are notable wines.

3. is pretty aromatic, may be because of produced in Campania, Terpene aroma hit my nose. Still I doubt it's chardonnay.

4. is interesting. Small seal attached at the back saying "Alsace Gcru Zotzenberg", yes, Sylvaner is only allowed here for GCru.

5. Cote du Jura is thick, powerful and Rich with some viscosity nuance.

9. My first DOC Costa d'Amalfi. Not so strong but descent aroma of red fruits. Very unique and inetesting. 

10. I haven't had this producer's wine before. Some mixed sensitive nose of strawberry, sous bois and truffle. The best wine of the day.

印象に残ったのは以下の通り。

3 カンパーニャ産のためかとてもアロマティックでテルペン系の香りが強い。未だにシャルドネの品種には疑問。

4 裏ラベルに小さく、アルザス・グランクリュ・Zotzenbergとあります。シルバーナはここだけではグランクリュを名乗ることが認められています。

5 コート・ド・ジュラは、濃く、パワフルでリッチ、粘性も強め

9 私にとって最初のDOCコスタアマルフィ。赤い果実の香りが印象的。ピエディロッソとアリアーニコのブレンドも面白い。

10 この生産者のものははじめて。イチゴ、森の下生、トリュフなどの香りが混じり、まさに官能的でこの日のベスト。

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