Vino Masa's Wine Blog

Weekly notable wine update.
毎週、気になったワインをアップデートします。

ガルナッチャ=カンノナウ=グルナッシュ

2013-12-30 | Essay

先に掲載したコルシカ島に続きサルディニア島の話をしようと思ったが、調べているうちにガルナッチャ(Garnacha、フランス語でGrenache=グルナッシュ)の深みにはまったので方向転換。

サルディニア島で育てられているカンノナウ(Cannonau)種は、ガルナッチャと同種である。では、どこから来たのか?プロヴァンス?ローヌ?答えははっきりしないが、スペイン由来というのが元々の定説らしい。グルナッシュの登場はもっと後になる。これに対して、ガルナッチャは、サルディニア島のカンノナウに由来するとの説が登場した。コルシカ島やシチリア島とは異なり、サルディニア島は1479年から1720年までスペインの植民地となっていた。矢印の方向は結論付けられていないが、この植民地時代にこの品種がサルディニア島とスペイン・カタルーニャ地方で行き来したようである。さらに、ガルナッチャの語源も北イタリアの白品種、ヴェルナッチャ(Vernaccia)との説もあるようだ。

余談ではあるが、スペインのビエルソからガリシア地方にかけて栽培されているメンシア(Mencia)種は、ガルナッチャの交配品種との説もあったようだが、近年否定されている。

主な出典「Wine Grapes」by Jancis Robinson等

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コルシカ島のブドウ

2013-12-30 | Essay

コルシカの土着品種とされるスキアカレロ(Sciaccarello)種とニエルッキオ(Nielluccio)種、この二つの品種はそれぞれイタリアのマンモロ(Mammolo)種とサンンジョヴェーゼ(Sangiovese)種と同一(出典:Wine Grapes; Jancis Robinson等)である。ニエルッキオについてはいくつかの記述を目にしていたので驚きはないが、「スキアカレロ、お前もか」との思いがある。いずれの品種もイタリアのトスカーナを中心に栽培されている品種で、サンジョヴェーゼはキャンティ・ワインの主要品種、マンモロはかつてキャンティを造る補助品種として使われていた。さらに、北イタリア、コルシカ島、フランスのプロヴァンス地方にかけて植えられているヴェルメンティーノ(Vermentino、フランスではRolle)もイタリアの影響?と思ったが、13世紀のコルシカ島発祥種らしい。(出典:Wine Grapes; Jancis Robinson等)

中世の頃コルシカ島は、イタリアの都市国家ジェノヴァの支配下にあって、18世紀に独立を試みていた。困り果てたジェノヴァは、フランスに対応を頼み、以後フランス配下となり、ナポレオンの登場と時代は流れていく。現在のブドウ栽培は、このジェノヴァとの関係の流れが反映されている気がする。

 

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絶対匂感、絶対味感

2013-12-29 | Tasting Note

音楽で絶対音感は、プロに不可欠な資質と言われている。ソムリエの試験をはじめとするものは、テイスティングワイン一本ごとの質を考えさせられるので、音楽における絶対音感に近い資質が問われている気がする。この体系に沿ったテイスティング講座は多く、色以外にテーマのしばりがないワインを前に、それぞれのワインを当てることに立ち向かうこととなる。私にはこの資質がないためか成績が悪く、落ち込むことが多い。同類と思われる人も多いが、数人のスーパーテイスターは、片っ端から当てて行くので尊敬してしまう。味覚・嗅覚の世界でも、神崎雫や遠峰一青のような天性の、越えられない才能を持った人がいると感じるこの頃である。その天性の資質を神の鼻とか神の舌などと感覚の鋭さと言われるが、一歩踏み込むと、感知能力はその紛らわしいいくつかの芳香物質をブレずに識別できる能力という側面が強い気がする。

マスターオブワイン試験流のテイスティング講座というものがある。ソムリエとは別の視点からワインの専門家を選び出す制度で、毎年数十人その栄誉を得ることができる。この称号の保有者は全世界で300人程度で、アジアには数える程度しかいない。こちらのテイスティングは、かなり異なった視点で行われる。4-6種類のワインが供出され、それらすべてが共通するテーマ(共通する品種、共通する産地など)を持ったワインが並べられ、そのテーマの発見とテーマ内での違いを見出す能力が求められる。テーマのしばりがあるので、絶対的な感覚の鋭さは問われないが、テーマごとの知識、経験が問われることとなる。私のような感知能力にブレがあるワインオタクには、こちらの方が成績が高い。

0)前者に焦点を当てたブラインドの達人を目指す講座に出てみたが惨敗(写真を撮り忘れました)。バルベラ、アルバリーニョなどは当たったものの、日本のメルロなど教科書的なワインを外したのは痛恨の極みでした。

後者に焦点を当てた講座もいくつか受講したので、そのレポート。

1)マスターオブワインを目指すための?某講座

泡2本、シェリー2本、リースリング2本。左側のNo1はニュージーランドの泡。参加者のほとんどは、ペアワインのテーマまではたどり着けていたが、それ以降は難易度を究めていた。シャンパーニュとの差異が見出しにくい。シェリーは、アモンティリャードとオロロッソ。これはフロールの香りの有無で判定できるので、比較的正答者は多かった。最後はリースリング。いずれもアルコール度数が低く、ドイツ以外の答えが出せなかった人がほとんど。フェルトン・ロードも酸度が高いが、雑味が少ない?かなといった程度で難しい。

クラス会は一人一本持ち込みのブラインドのため、絶対匂感?の勝負となってしまう。カナダのシャルドネ、ハンガリーのカベルネ・フラン、リースリングのスパークリング、私が持参したギリシャのアシルティコなど、単体ブラインドとしてはウルトラCが並んだが、リースリングのスパークリングを除きどれも一発正解者はいなかった。

        

 

2)ダブルブラインドで行われる某講座

テーマ型の方が得意と言っておきながら惨敗の泡7本。全て酸味もあり、見分けがつきにくい。全てシャンパーニュとした人は多く、私も7本中4本はシャンパーニュと思ってしまった。最近は醸造技術も上昇し、見分けがつきにくくなっています。

クラス会は、年の瀬などの要因もあって豪華。半分以上のワインの写真を誤って消去したためLavile Haut Brionなどが掲載できていません。

         

3) ブルゴーニュなどに焦点を絞った講座

あらかじめブルゴーニュ、生産者も共通とわかっているので考えやすい。フェヴレの同一ヴィンテージで地域名(ブルゴーニュ・ルージュ)、村名、プルミエ・クリュ、グランクリュなのでわかりやすい。地域名、村名までは、凝縮度から判別が容易だが、プルミエ・クリュ以上は難しい。

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Jayerを愉しむ 第三夜

2013-12-28 | Tasting Note

この日にJayerがあったので、三夜のストーリーにしましたが、こちらのJayerは極少量、なめる程度でした。それでもパワーとバランスの良さを感じさせてくれる一本でした。ワインは順を追って。

  • Denis Mortet Gevrey-Chambertin 1er Cru Les Champeaux 2004

ドニ・モルテは力強く、華やかです。

  • Veuve Clicquot Ponsardin 1980

酸化のニュアンスがあるものの、まだまだ行けます!

  • Lafon Meursault Clos de la Barre 2004

優れた白、バターやハチミツの芳香がいつまでも、長い余韻であふれ出てきます。かつて飲んだときに比べて熟成の良さが現れはじめています。

  • Vogue Musigny 1966

すでに酸化が進んでいるものの、酸があるためか偉大さの片鱗を感じる。

  • Henri Jayer Echezeaux 2001

若さと力強さを感じる、見事なワイン。微量でも天に上るほどの妖艶さが伝わって来ました。

  • Ch. Magdelaine 1964

お恥ずかしながら、誕生年のマグドレーヌ(サンテ・ミリオン)。ベジタルな香りは控えめで、グルナッシュのような赤系果実の香りも多少ともなっている。美味しい。

  • Paul Jaoulet Hermitage 1992

96のエルミタージュが熟成のピークに近い印象だったが、こちらの92はまだまだ。タンニンは丸まって来たものの、凝縮感は残る。

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Jayerを愉しむ 第二夜

2013-12-28 | Tasting Note

クロパラの垂直

  • Henri Jayer Cros Parantoux 1983
  • Henri Jayer Cros Parantoux 1986
  • Emmanuel Rouget Cros Parantoux 1991
  • Emmanuel Rouget Cros Parantoux 1996
  • Emmanuel Rouget Cros Parantoux 2000
  • Emmanuel Rouget Cros Parantoux 2010

ポテンシャルは2010ですが、1983は長く続き◎でした。

おまけ

  • Deudet-Naudin Savigny-Les-Beaune 1er cru 1966
  • Taitanger Brut NV(1950 - 1960頃のもの)

テタンジェは泡が全くなく、誰ひとりとしてシャンパーニュと言うものはいませんでした。

  

  

   

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Jayerを愉しむ 第一夜

2013-12-28 | Tasting Note

連夜Henri Jayerを飲むことに!

  • 熟成のピークに到達したJacquesson 88は、酸との説妙なバランスが保たれている芳しいシャンパン。ノンドゼです。
  • JayerのNSG 94は、妖艶さに溢れています。出だしは劣化?と思いましたが、除梗したためかpure。
  • 全て◎でした。Dujac 92は若々しく、芳香に溢れていました。

  

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山本昭彦氏からコメントいただきました。

2013-12-28 | Essay

 

http://winereport.blog.fc2.com/blog-entry-148.html

 

よみうりオンラインで、ワインの記事を書かれていた山本昭彦氏に取り上げていただきました。過分なお言葉に恐縮です。

 

 

 

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フォジェールのワイン

2013-12-23 | Tasting Note

この究極のワイン会のトリは、Faugeres。とにかく濃い。タナ―?マルベック?との声も聞かれたが、グルナッシュ・ノワール中心。さすがに正解者はいなかった。ここまで濃いと飲み続けられないと思ってしまうが、アメリカなどでは好まれるのかも。それでも、ワインに欠陥はなく、果実酒を飲んでいる実感がわいて来る。

1.Domaine Leon Barral “Jadis”2009, Faugeres

2.JM & V Alquier “La Maison Jaune” 2004, Faugeres

3.Hecht & Bannier 2009, Faugeres

4.JM & V Alquier “Les Bastides d’Alquier 2005, Faugeres

5.Domaine Leon Barral “Valniere”2009, Faugeres

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ルーションの白

2013-12-23 | Tasting Note

 ルーションの白。ブラインドで供出されるので完敗でした。それでも、いくつかの生産者まで当てた人もいました。一番高価なゴビーの「クムト・ジネステ」は、グルナッシュ・ブラン/グリを使って造られる。ことのほか酸があるので、東欧かと思ってしまった。芳香はニュートラル。マカベオを使用する生産者もいるようだが、国境を越えればカタルーニャなので納得。プリオラト一帯が成功していることを考えると、ルーションもポテンシャルがあるのかもしれない。VDPと名乗るだけで悪い気がするが、これらより悪いAOCワインはたくさんある。

1. Three Trees “le Cayrol” 2010, VDP Cotes Catalanes

2. Jean Philippe Padie “Fleur de Cailloux” 2010, VDP Cotes Catalanes

3. Domaine Matassa, “Matassa Blanc” 2010, Vin de France

4. Domaine Olivier Pithon “LA D18” 2010, VDP Cotes Catalanes

5. Domaine Gauby “Coume Gineste” 2009, VDP Cotes Catalanes

 

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Chateau Simone - Vertical

2013-12-23 | Tasting Note

プロヴァンスにも良い造り手がいる。Chateau Simoneが造る2004、2005、2007、2008の垂直。ワインは肩肘を張らない、優しい味わい。綺麗に造られたヌフと似ているかな?アペラシオンはパレット(Palette)。AOCの規定では、サンソ―、グルナッシュ、ムールヴェドルを主要品種とすることとなっているようだ。

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クローンと品種の違い

2013-12-23 | Tasting Note

クローンと品種の違いについて解りやすい解説をJamie Goodeがアップしました。ブドウには種子がありますが、これを育種して造ったのが品種、枝を切って繁殖させたのがクローンとなるようです。

http://www.wineanorak.com/wineblog/wine-science/what-is-a-grape-variety-what-is-a-clone

シャルドネの種子を育ててもシャルドネではなく、新しい品種となるとのこと。「ブルゴーニュのグラン・クリュ」の第6章でも系図が紹介されていますが、グエ・ブランとピノ・ノワールから4種類(ミュスカデ、シャルドネ、アリゴテ、ガメ)の品種が出来たとされています。これらは、両親は同じでも生まれた子(種子)は異なっている(兄弟・姉妹のようなもの)ことを指しています。

一方、一般にブドウは枝を切って苗木を造り繁殖させますが、これによってのみ同じ品種が保たれることとなります。それでも突然変異を起こしやすい植物なので、目に見えない無数の突然変異が発生していますが、極端なのがピノ・ノワールの枝先から、遺伝的に同一なピノ・ブラン、ピノ・グリ、ピノ・ムニエが突然生まれたものです。クローンとは、罹病耐性が強い、繁殖力が強い、実が小さいなどの特性を有する樹の枝を繁茂させることに相当するようです。

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拙訳の売れ行き

2013-12-23 | Essay

周りの方々のご協力もあって、ワイン本の中のとりあえずのAmazonにおける人気度は5位。これは高いのかな?低いのかな?

http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_nr_n_0?rh=n%3A465392%2Cn%3A%21465610%2Cn%3A466304%2Cn%3A492318%2Cp_n_binding_browse-bin%3A86137051%2Cn%3A530096&bbn=492318&ie=UTF8&qid=1387728692&rnid=492318

さすがに著名な方々のワイン紹介本は、人気が高いですね。本書は歯が立たないようです。ワイン人口の少ない日本だと「ブルゴーニュのグラン・クリュ」は万人受けする本ではないかもしれません。「ブルゴーニュのグラン・クリュ」は本屋にも並んでいますが、一冊、二冊程度(以下の写真)。それでも、潜在読者人口(ワイン・オタク)が低いことを考えると、健闘しているのかな?おかげさまでAmazonで最初の配本は、とりあえず売り切ったようですが。

勤務先の方々から、本書で読むべき箇所を挙げてほしいと言われました。冷静に考えると、周りの方々は、月にグラス・ワインを注文する程度。ブルオタには程遠い、彼等彼女等は、「普通は買わん」と思ってしまいました。ごめんなさい。ちょっと申し訳ないので、軽く読めて、ストーリー性の高いところを選んでみました。

  • 第1章の歴史は、比較的読みやすい内容で、中世の風情がにじんでいます。
  • 第5章の冒頭(畑の解説の前)は、格付けのフィロソフィーが表れる、本書のエッセンスが出ています。
  • 薀蓄に富む畑は、クロ・ド・ラ・ロシュ、リシュブール、シュヴァリエ・モンラシェ、それにレ・サンジョルジュとオー・コンボットでしょうか。
  • 第12章は、難解なテイスティング用語の解説だが、著者の批判メッセージも込められていて楽しい。

それと、今さら気づいたのですが、タイトルは「コート・ドールのグラン・クリュ」の方が良かったかな?と。ブルゴーニュのグラン・クリュには、本書で取り上げていないシャブリ・グラン・クリュがありました (-_-;)

 

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Rhys Alesia Pinot Noir Sonoma Coast 2008

2013-12-22 | Tasting Note

ブルゴーニュ品種にフォーカスしたワイン評論で注目を集めるAllen Meadows(AM)は、カリフォルニアのピノの評価には概して冷たい。そのカリフォルニアの中でAMの最高評価(95/100点)となったのが、Rhysの造る09Terraceと08Horsehoe。基本的にメーリングリストの顧客のみに販売されているためか、サンフランシスコやNapaのワインショップでも入手困難となっていた。ところが、暇ができたので、とあるアメリカのネット酒屋を検索したら13本みつかり、迷わずにall mine!

旅の疲れも取れぬうちに某ワイン会にブラインドで持参したが、参加者の反応はいま一つ。カリフォルニアのピノであることに疑問を呈する者もいなく、「まあまあのワイン」程度であった。このAlesiaは、Allen Meadowsの評価対象とはなっていないこと、他のRhysとは多少表記が異なり買いブドウで造られたか格落ちのセカンドラベルなのか。この造り手のポテンシャルを見極めるには、上位キュヴェを開けるしかなさそうだ。

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山田穂と神力

2013-12-22 | Tasting Note

ワインのみならず、古代品種の復興に努める酒蔵がある。入手困難な酒を造る龍力がそのひとつ。

某寿司屋に飾られている「山田穂(山田錦ではない)」は山田錦の1.3倍程度の穂の長さ。「稔るほど首を垂れる稲穂かな」とは、かつてこの品種で造られたのか?とは私の勝手なコメントだが、それにしても長い。

もう一つが神力。こちらの穂は見ることができなかった。

いずれも、濃厚で美味。品種特性に由来するのか否かは不明。

以前、会社の同僚に「雄町」と「山田錦」の比較試飲をさせてもらったことがある。造り手は「秋鹿」。微妙に山田錦が濃厚な気もしたが、ブルゴーニュのクリマの違いほどの差異を感じなかった。

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Nicolas Catenas Zapata 2005

2013-12-22 | Tasting Note

アルゼンチン最高峰ワインのひとつ、Bodegas Catenas Zapataが造るトップキュヴェ、Nicolas Catenas Zapata。ブドウ品種は不明、マルベック?ブレンド?。

驚くほどの凝縮感とシルキーなタンニン、粗さはない。ブラインドなら、私は間違いなく「カリフォルニア・カルト」と答えるであろう。このワインの06ヴィンテージにパーカー(正確にはJay Miller)は、アルゼンチンとしては破格の97点を付けている。アルコールを感じるが、ラベル上は14%。美味い!

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