梅雨の中休み、適度涼しい風が吹いて暑くもない今日のような日が休日だったりすると、普段と違う時間を過ごしてみたくなりますね。今週はたくさんの珍しい野菜との出会いがありました。中村ししさんが旅行先の金沢から「加賀野菜」を送ってきました。普段は目にすることのない伝統野菜。
「加賀野菜」は昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されている野菜として定義されているそうです。2週間ほど前、加賀野菜の首都圏での流通のお仕事をされている薄井青果(㈱)の薄井荘登志さんより偶然にも加賀野菜についてのリーフレットをいただいていて正確な呼び名や調理法が参考になりました。
早速個性的な美しい野菜たち、早速写真に撮り、調理してみました。
打木赤皮甘栗かぼちゃと加賀つるまめ
加賀太きゅうり
金時草(きんじそう)
《金時草の酢の物》
30秒ほどゆでしょうがのすりおろしを添えて酢の物に。ゆでると紫のアントシアニンは緑色に。肉厚な歯ごたえや独特の苦味があり個性的な味わいです。上質なわかめのような歯触りです。
《加賀つるまめと厚揚げの煮物》
豊かな豆の香りとさらさらした莢の食感と甘みがごまと絡み。豆の存在感も十分に味わえます。
《加賀つるまめの黒ごま和え》
《二色のかぼちゃのマリネ》
赤皮甘栗かぼちゃとのコンビのかぼちゃのマリネ。皮の美しい赤が魅力です。普通の南瓜より柔らかく、さらさらしています。
後継者が現われなければあと十年くらいのうちにはほとんどが失われてしまう可能性が高いと言われている在来野菜、伝統野菜として守られているのはその一部です。なくしてはいけない地方の文化財として、個性を十分に楽しむ野菜として、そのことを考えるよいきっかけになりました。中村ししさん貴重な野菜ありがとうございました。薄井さんこまたご紹介させていただきます。
我が家の野菜室でねむっています。さあてどうりょうりしようか?
以前、新潟の義父の畑では「ばばきゅうり」という瓜のように大きくなったきゅうりを育てていました。
じゃがいも等と一緒に皮をむいてちょっと厚めにきって味噌汁に入れるのです。作った日より次の日の朝の方が味がしみておいしい(^^)。
数年前に畑をやめてしまったので今となってはなつかしい味です。
私の場合太いきゅうりは生で食べたいです。今一般にでまわっているきゅうりは皮が厚く、青臭いです。加賀太きゅうりのような太いきゅうりは水分が多く、くせのないやさしいです。これは酢のものなど生でいただきたいです。義父さまの「ばばきゅうり」の食べ方私も作ってみます。といっても太いきゅうりは貴重品なかなか手に入りませんが。