八島ビジターセンター

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色と形態の相関関係

2007年08月07日 | Weblog
「花の色と形態の間には何かしらの相関関係があるのではないか」、シシウドを見ているときふと思いました。

シシウドは花火のように放射状に枝分かれした先が、さらに細かく枝分かれした複雑な集合花となっています。人間より大きな体を持っているにもかかわらず一つの花の大きさは数ミリ程度です。あまり植物に馴染みのない人にとってはこういう花があること自体想像しがたいものかもしれません。そして、湿原の周囲にみられる白い花々は、そんなシシウドのように細かい花の集合体のものが多いような気がしたのです。つまり、全体としては曖昧な一つの形を成しているが一つ一つの花はとても小さいというものです。例えば、ハナチダケサシ、カワラマツバ、ノコギリソウ、ノリウツギなど。一方、黄色や青色など色彩豊かな花は単独で大きくはっきりした花が多いような気がします。その代表はニッコウキスゲ、マツムシソウ、マルバダケブキ・・・。言わば、子どもが絵に描くような典型的な花の形です。

ところが、図鑑を見てみたらそう単純ではないことがわかりました。花の形態は、キク科やセリ科というふうに花のつくりを基にした分類学的な基準によって既にしっかりと分けられているからです。同じ様な花のつくりをしたキクの仲間でも、黄色い花、白い花、青い花があります。アキノキリンソウのような黄色の集合花もあれば、ヤマユリのように白くて大きな花もあります。んー、自分の思いつきは早くも見当違いであったのでしょうか。

しかし、そのことについて文献を調べてみたら、今回漠然と感じたことは大間違いという訳ではないようでした。もう少し、次のブログを呼んでみてください。

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