八島ビジターセンター

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どこに行ったの?どこに行くの?

2010年09月01日 | Weblog
先日の記事の最後のほうにちらっと書いたキアゲハの幼虫・・・。彼(彼女)は木道のすぐ脇の小さなシシウドにいて、私は前を通るたびに彼を観察していました。

30日に観察し、一日空けた今日の午後・・・いつもの場所に彼の姿はありませんでした。シシウドの葉をきれいに食べつくし、彼は姿を消してしまったのです。よく見るとシシウドの下には置き土産?が。

大量のフンです。水っぽい。
アゲハチョウの幼虫なんかを飼ったことある方はわかるかもしれませんが、彼らは蛹になる前に大量のフンをするんですよね。それと同じじゃないかと思います。この近くで蛹になっているでしょうか。蛹になる前の幼虫は、あちこちうろうろするらしいです。まったく離れたところにいたりして・・・。キアゲハは蛹で越冬するようですが、彼もそうでしょうか。羽化したら是非会いたいものです。

8月30日。私の見た最後の姿です。


余談です。
先述の「彼」のことを考えながらしばらく歩いていると、砂利の上でキアゲハ君を見つけました。離れすぎているので「彼」ではないと思いますが、かなり激しく動き回っています。

この方も蛹になるのかな。でもここは人通りの多い道のど真ん中だったので、無事に渡れるまで見守っていることにしました。実はイモムシ系に近寄れない私は、このキアゲハ君とささっと安全な場所に移してやることができなかったのです。
そうしてじっと見守っているうちに、キアゲハ君は溝にはまってしまいました。もがくキアゲハ君。どうにも出来ない私。すると近くにいた女の子が見かねたように「もういいよ」といって、すぃっと出てきてさっとキアゲハ君を安全な場所に移しました。
お見事!そしてすみません・・・。

虫大丈夫な人と、まったくダメな人、それに私みたいに中途半端に大丈夫な人って、人生のいつに分かれ道がくるのだろうと思ってしまった出来事でした。


情けない ま
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