セパラーダ交流戦から

2017-08-21 20:34:56 | ジュニア
雨の後で、グランドコンディションは良くない。お盆休みでまったく動いていない選手、トレセンの遠征などで疲れがたまっている選手など、身体のコンディションはバラバラ。中には、夏風邪や下痢の選手も…。

試合前の特別な指示はほとんどなし。何をしなければいけないかはわかってるはす。選手や対戦相手やグランドコンディションが違う中で、色々試すいい機会。

いつもと違うフォーメーションとポジション(選手)でプレー振りをみる。戦術を変更しながら、個人的に課題を与えたり、どんなプレーをするべきかのアドバイスをする。

セパラーダ戦だけでも、フォーメーションは3-2-2、3-3-1、4-2-1の3通り。前後半でフォーメーション変えたり、マンマークをさせたり、状況に合わせてポジションを捨てて出ていかせたりした。

セパラーダとは、2日間で3試合やって、1-3、3-0、9-0。1人1人がしっかりプレーができ、プレーのテンポも速い静岡県らしいチーム。何人かいい選手がいたが、特に⑩は◎。いい意味でも悪い意味でも、教えられてる感がある。

帰り際に、セパラーダのスタッフが「VAMOSは、対応しずらい」と言っていたのは、VAMOSにはチームとしてのベースはあっても、決められた形がないからだろうと思う。戦い方を変えたり、先に対応したりするのも理由の一つか。

<印象に残った選手>

たつや…セパラーダ戦の7点は素晴らしい。スピードにのったドリブルでもコントロールを失なわないところが、こうせいとの違い。シュートを余裕をもって打ち、ゴールを量産した。

風花…人に対して厳しく粘り強い守りができていた。(多分)対外試合では始めてCBをやらせたが無難にこなした。5年生のDFにはいい手本。

たいが…上手いのか下手なのかわからないが、意外性のあるプレーが面白い。左のこうせいからのパスを、プレッシャーを受けながら1タッチで右のたつやにパスしたりできた。ほとんどゴールになっていないが、ロングシュートも魅力。守りに戻らないのは、大きな欠点。

れんたろう⑤…いつも通り攻守に積極的だった。ドンドンDFラインの裏に飛び出す、香車らしい(笑)プレーが光った。最後の津田戦では、ミスから2失点に絡んで交代させたがいい勉強。

東山…最近は点が取れないFWだったが、2日目に点を取ってから復調した。シュートはタイミングと思い切りが大切。FWは「おれが決める!」という強い気持ちでプレーすること。今後は期待できそう(?)。




進路

2017-08-16 14:45:09 | ジュニア
ジュニアで選手を育て、ジュニアユースにつなげていくために、ジュニアの監督になりました。その立場から言うと、岐阜VAMOSのジュニアユースに進んで欲しいと思います。本来クラブチームというのは、6-3-3制の学校制度とは別に、選手を6年~12年かけて一貫指導で選手を育てるものです。


岐阜VAMOSは、育成だけでなく、チームの強化もできる数少ないチームの一つです。ジュニアだけでなく進路に迷っている選手へ、岐阜VAMOSのジュニアユースへ入るといいという理由をいくつかあげていきます。

現代サッカーでは、プロはもちろん育成段階においても、技術だけ、判断だけ、フィジカルだけ、攻めだけ、守りだけというトレーニングを行うことは時代遅れです。複合的なトレーニングをしながら、自主性や発想や個性が求められます。岐阜VAMOSのジュニアユースでは、設立当初からそういうトレーニングをしています。

育成の結果は大人になってわかります。中学生になった時でも、高校生になった時でもありません。育成の目標は、その選手が到達できる最高のレベルまで育てることです。10人以上のJリーガーが育っているだけでなく、特筆すべきは複数年にわたってJリーガーでい続ける選手が多いことです。

レギュラーでなくても、高校へ行って中心選手として活躍できます。これは高いレベルのトレーニングで、みんながサッカーに必要なものを身に付けているからです。レギュラー相手の紅白戦でも力がつきます。高校で1年生からレギュラーなんてのはざらです。岐阜VAMOSではサブだった選手が、強豪校で中心選手としてだけでなくキャプテンを務めたこともあります。(岐阜工だけでも2回あります。)

東海大会で勝つことや全国大会で勝つことができる。東海大会や、全国大会へ出てくるチームの選手はみんなうまくて、強いチームばかりです。Jリーグの下部組織は、数百人以上の中から選ばれた選手で構成されています。大都市の街クラブも似たようなものです。そんなチームに勝つためのノウハウがあるとは言いませんが、勝つために大切なことや必要なことは分かっています。


指導者として、井上代表をはじめ、歴代の選手達に岐阜VAMOSで育ててもらいました。JFAフューチャープログラムに参加した選手が、「JFAのインストラクターが各県のTCコーチに話した内容が、渡辺コーチが言ってたことと同じだった。」と言っていました。そのインストラクターの方が何を言ったのかはわかりませんが、選手には指導者として岐阜VAMOSで学んだことを伝えています。



U-12可児ドリームカップ

2017-08-09 18:40:15 | ゲーム
今週は5年生の遠征があったので、この大会は6年生だけで参加しました。

対戦相手がU-11だったり、キックオフに間に合わなかったという理由で(ベンチには選手がいるにも関わらず)7人で試合をしたチームがありました。

あまり内容がない1日目で、正直なところ、来年の参加をやめようかと考えてしまいます。少なくともU-12では。

2日目は、予選リーグ1位のチームによる決勝トーナメントです。ほぼ予想どうりの強豪チームが残っていました。

VAMOSはJFAフューチャープログラムで1人抜けており、残りの11人全員を使いながらの優勝が目標です。

準々決勝は、このチームが始めてPK戦で勝ちました!が、 時間内に勝たないといけないゲームでした。

準決勝の相手は、ホッツ。この大会のディフェンディングチャンピオンです。

前半を乗り切り、これから勝負という時に(後半の残り7分で2-2)、中心選手がコンディション不良で脱落。交代やポジション変更でバタバタしてる時に2点取られて負けました。

3位決定戦は、FW失格でコンバートされた選手が(このゲームにFWで起用したところ)、ハットトリックをして勝ちました。

練習でやったことのないフォーメーションや、選手をやったことのないポジションで起用すると、観戦している保護者の方が不安に思われるみたいです(笑)

「練習でやらなければ、試合でやらないこと」
「練習でやらなくても、試合でやること」
「練習でできなくても、試合ならできること」
「練習でできないと、試合でできないこと」
色々ありますが、「できない」と決めつけないで、思いきってやらせると、けっこうできるものです。

山あり谷あり驚きありの、暑い2日間が終わりました。また5・6年生で再スタートです。





U-11神戸遠征

2017-08-04 13:00:00 | ゲーム
親しくしてもらっているフレスカ神戸の交流大会に参加してきました。5年生と4年生が各8人ずつの計16人。2日間で16分ハーフのゲームを9試合行いました。

初日は4試合で1勝3敗9得点19失点。2日目は5試合で3勝2分16得点9失点。ザルのような守備が改善されたこともあって、2日目は失点が減りました。守りが良くなると、攻めも良くなって勝ちにつながります。

初日の夜は、「(守りについて)こんな基本的なことも知らなかったのか⁉」ということで、急遽、予定時間を大きく伸ばして「守り」についてのミーティングを行いました。その効果が早速現れたのかな…と思います。

ベストメンバーではないとはいえ、前日7失点したヴィッセル神戸を1失点に抑え、2点奪って勝利したことは自信になります。

4、5年の混合で戦い1-4だった徳島ヴォルティス戦は、予定を変えて後半は5年生だけにして逆転しました。4年生と5年生の差が大きいことが改めて良くわかりました。

個人としてもチームとしても、課題がいっぱい見つかりました。逆にいうと、伸びる可能性がたくさんあるということです。まずは個人のレベルアップが必要です。1回1回の練習を大切にして、チビリン予選に向けて頑張ろう!

U-12石川遠征

2017-08-04 11:07:23 | ゲーム
和倉温泉グランドは、少年用コート6面すべてが人工芝。宿舎も近く、会場が広くて荷物を持っての移動が大変なのを除けば、環境は素晴らしい。

暑い中、40分ゲームを3試合という大会のレギュレーション。3試合あるフレンドリーマッチと交互にあるため、コートの移動もあったりしてバタバタした。

初日のゲームは特に良い内容だったわけではないが、大きなサイドチェンジをしながら、ボールをつなぐことはできていた。積極的にボールを奪いにくるチームが多く、パス回しの良い練習になった。決定力不足はあいかわらず。

このチームのテーマは、フィジカル能力が高い6年生と技術が高い5年生の融合。ずーっと同じ。悪くはないが、何かが足りない。

6年生は高いフィジカルを生かすための技術を身につける、5年生はどんな相手でも技術が発揮できる強さを身につける。共通して必要なのは、(正しい)判断を速くすること。1stタッチのボールの置き方。パス精度を上げること。

決定力をあげるために、グループでDFラインを崩せるようになるといい。仲間の特長を生かす「コンビネーション」で余裕をもったシュートが打てる状況ができると、決定力はあがる。

このチームは、面白い、可能性があるチームなので、いい結果を残したい。今週は、5年生と6年生が別々に活動する。1人1人のプレー時間が増えるので、今後につながる良い経験をして欲しい。