幼い頃は他愛ない遊びで満足していたクルシャ君ですが、次第に
難しくて危険な遊びを覚えるようになり、ついに最近では飼主が
危険な状態にされるような遊びを繰り返すようになってきました。

クルシャ君とは飼主がベッドに入る頃、手遊びをする習慣があります。
先日もベッドに上ってきたクルシャ君と飼主が遊んでいたところ、盛んに
手首に噛付きキックを繰り返すので、ケットの下に両手を隠していたところ、
クルシャ君は飼主の左目に噛みついてきました。

その瞬間、痛みを感じる寸前に象牙くらいのサイズでクルシャ君の上顎の牙が
見えて、直後に明るくも無いのに視界が真っ白になって、すぐ何も見えなくなりました。
やがてひどい痛みがやってきて、飼主が片手をケットから出して左目を覆っていると
クルシャ君がその目を覆っている手首に存分に噛みついてきました。

噛みついているクルシャ君を払いのける事も出来ず、何も見えなくなったまま、薬箱
にたどりつき、なんとか目薬を出して点眼。そんなことで良くはならないのでしょうが
10分ほどで視界が回復。飼主の目の表面に傷がつきました。

目を噛むのは止めて欲しかった。噛むというより、口を開けながら目にぶつかってきた
感じです。よく考え直してみると、クルシャ君が興奮してもっと遊びたい気分の時に
飼主が彼の飛びかかる対象である両手を隠してしまったことで、クルシャ君も代わりに
目に飛びかかることで気持ちを抑えるしかなかったのだと思います。

飼主の様子がおかしいので、クルシャ君も急におとなしくなりました。
痛がっている間中、クルシャ君は飼主のすぐ近くで見詰めてくれました。

視力も犠牲にせずに、クルシャ君の遊ばせ方について学んだ飼主でしたが、その翌日
クルシャ君は飼主の生活に直結する実害を与えるイタズラをしてしまいます。

電源を点けた状態で放置しておいたPCのキーボードの上を歩き回り、どうも
システム関係のコマンドを入れてしまったクルシャ君はPCを起動不能状態に
陥れてしまいました。

ウルタ君でもせいぜい文書に不可思議な文字列を入力するくらいだったのですが、
クルシャ君はハードディスクを破壊できるようです。
