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クルシャの天地

世界滅亡のくる



こんばんは。この記事は予約投稿なので、本日どうなっているのか飼主は
知りません。そうです。大国の政府(アメリカと中国)なんかがわざわざ
国民向けに「そんなのないから」と公言しないといけないくらい世界的に
話題になった日がこの日なのです。まあ、飼主もなんとも思っていないので
こうして記事出しているのですが。










本日20日ではまだ何の兆候もないみたいです。
およそあっけなく過ぎて、後で糾弾裁判みたいなことが予言者たちに
対して行われるのがこの類いの滅亡予言でして、事前にはいかにも
確実に何かあるように言われるものだから、そんなのに人生かけた
人たちには本当に滅亡の日になってしまうわけで、死屍累々とは
予言された滅亡を全力で避けようとした人たちの姿だったりする、実に
ブラックな結果になりがちであるという決まり事があります。









それでも飼主には単に滅亡予言が、不安を煽るだけの邪教、悪徳商法
または社会的弱者の憂さ晴らしに過ぎない、とは思えないのです。
過ぎれば簡単に忘れられてしまうから、簡単な説明で納得できてしまうのだけれど、
歴史を見てこうも繰り返しまるで何も学んでこなかったかのように現れてくるには、
もっと根深い何があるのだろうと思うわけです。












ある日突然人類が滅亡するなんて悲惨に違いありません。言葉も無い。

大抵の滅亡予言には抜け道があります。曰く
ただし、心の清い人はその限りでは無い
ただし、正しい信仰の人はその限りでは無い
ただし、血の汚れていない者はその限りでは無い
ただし、悪の権力に荷担しなかった者はその限りでは無い
以下、いくらでも好きなように条件がつきます。

ここで、抜け道のことは考えません。例外なく確実にすべて同時に「滅亡」です。
生き残りは、ない。そうすると、なぜか非現実的だという批判が始まるのです。
つまり、抜け道のない滅亡説など聞いたことが無い、というわけです。

すると、なんだ結局ルサンチマンじゃないか。だから宗教も予言も信じられない
のだ、という話に戻ってしまう。全滅を受け入れる浄土教でさえ、往生した先に
九段階も格差があって、当人の機根によって行く先が違う、なんて言うのです。












抜け道を許さずに想像してみます。一瞬の、地上の全存在の滅却。


魅力的ですか。


確実に魅力的なのです。誰一人、他人を出し抜くことが無い完全な平等。
正直でも、嘘つきでも、嘘つきのふりをした正直でも、この上に更に嘘と正直の項を
いくら重ねた詐術の達人でも、項は徳と悪でも他のどんな対立でも構いません。
とにかく、抜ける者は無い。人類の話はここでおしまい。話をする者もおしまい。

しかし、確実に嫌悪すべきです。死という出来事が平等でも、奪われる未来が
不平等だからです。独裁者の壟断を排除して、やっと健全な国になった人たち
の未来と、資源と富を独占し周辺国からいずれ打ち倒されるまで暴飲暴食を
繰り返す、国民の敵と成り下がった国家の未来とでは、未来の価値が違う。
もちろん、人も同じです。











すると、話がまた元に戻りそうです。

つまり、滅亡予言説などすべて人間の欲が絡み合ったようなものなのだ、と。
飼主は、もうそれだけの説明では納得したくないのです。

ここで捨て去るしかありません。ヒューマニズムというイデオロギーをです。
どうしてもヒューマニズムより先に行かないと、滅亡予言説の回帰現象の正体
が何なのか、分からないからです。それはもちろん、何か人間のよく知られた
特性にこの現象を還元してしまえば、分かりやすいし、明日もたぶんまたよく
眠れるでしょう。











しかし、いや、ちょっと飼主喋りすぎてしまったみたいですね。
ブログ始まって以来のことです。年末なので、さらりとお流しくださいね。









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