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クルシャの天地

その名は死神




クルシャ君、飼主は主に外へ出て、いい日本酒
を選んで味見するようなことを続けていましたけれども
なんといいますか、自分の好みが明確になったので
そろそろネット上の評価だけ見て、きっとこれは旨いに
違いない、という酒を選んで買ってみようと思うのです。



すでに、本棚の上で引き気味なクルシャ君、話続けますよ。











旨いと知っているものを選んで購入するのは間違いない。

しかし、試行錯誤して培ってきた知識やら何やらでもって
知らない銘柄の中から、事前に予期していたような旨さの
ある酒を選び出せたならば、この試行錯誤の甲斐があったと
いうものではないだろうか。

つまり、己のセンスをテストしてみるのです。

見事そのテストの結果、散ったならば、己のセンスを信じない
ことにしよう。




というわけで、選んできましたよ。



その銘柄の名は









死神



うわー、堪忍してくれ堪忍してくれ。

なんてことを言いまして、とにかく酒度が低めで
旨味が高く、酸度もあって、風味の個性的な酒が欲しい。
これなんかぴったりでした。

ただし、外の居酒屋で見たことが無い。
まあ、自分でも仕入れませんからね、死神とか。










情報はご覧の通り。

それで、実際呑んでみますと、悪くない。
思っていたより、古酒に近い風味があります。


イメージするのは水木しげるの描く死神なわけなんですけれども、
ああいう味って言われても、どんな味だか分かるまいな。

とりあえず、自らに課したこの試験、なんとか合格といったところか。










縁起悪くて引きます。



口に甘いが

死体のように冷たく
冥府のように霞み
幽明の間際のように陶然とする

その古酒の如き酒の名は、死神







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