すこしばかり冷えていたある日、布団からはみ出して
いる何かを見つけました。

こうして、好きな場所で好きなように昼寝しているクルシャ君
なので、うっかり物を置いたり、座ったりできないのです。

めくってみると、昼寝を起こされて恨めしげに振り向かれる。
ランドリールームのリネン入れの中に潜って寝られる
よりはまし、と思うことにします。
夏場は、下駄箱を開けて靴を抱いて寝るんだよね。

ああ、なんだか眠り足りません。
寝直してはどうだろうか。

午睡のコアタイムを過ぎてしまいましたからね。
もう無理です。
おお、クルシャ様がむっとしておられる。

ぼんやりしているので、まだ毛繕いしていないようです。
布団に潜り込んでしんなりさせた毛を膨らませただけの状態。
これから、毛繕いでもする時間帯なのでしょう。
毛の手入れには時間掛けているクルシャ君です。

放っておくと、すぐこうなるからね。
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東寺 真生 | |
うるたや |