重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

静岡・温もりの古民家カフェ/その1

2007-09-19 | おすすめ
所用で週末に家を空けることが少なくない私の楽しみの一つは、
行程の途中でちょっとひと休みできる、雰囲気の良いお店を見つけることです。

事前にネットで調べたり、
出掛けた先のミニコミ誌をチェックしたりして探すのですが、
実際に行ってみると期待外れに終わるケースも、少なくはありません。

でも、
今回はとても気に入ったお店を、
しかも2つも見つけてしまいました。


今日はまずその1つ、
静岡市駿河区「GALLERY/陶芸 呑舟庵(どんしゅうあん)・cafeなまづや」です。





「えっ? これがお店?」っていう感じでしょ?

目印は、市道脇の小さな看板だけ(下右)。よほど注意していないと、見落として通り過ぎます。
というより、通り過ぎました。

しかも、市道から店先への取り付け道路の幅は、ご覧の通り、ギリギリ車1台分。
運転に自信のない方は脱輪する心配があるので、代わっていただいたほうがよさそうです。

さらに、4台分ある庭先の駐車スペースも、
先客があると、切り替えしてUターンする余裕もないため、バックで戻るしかありませんので、念のため。


ともあれ、
ここは地元の陶芸家・清水邦生さんと奥様・知子さんが主宰するギャラリー&カフェです。

暖簾をくぐった先の土間が陶芸教室で、
靴を脱いで上がる右手の座敷部分がギャラリーと、




軽食もいただけるカフェのスペースになっています。




大正時代のこの古民家は、ほとんど手が加えられておらず、
「田舎のおばあちゃん家」に来たような温かみがあります。

作品の展示も、押入れや古い箪笥をそのまま利用していて、
とてもシンプルです。








でも、
雰囲気が良いだけなら、お勧めはしません。
オーナー夫妻の「ばあば」が作ってくださるランチが、
とても、とても美味しかったんです。

ほら、見ただけでお分かりになるでしょ?



自家製のぶどうジュースの受け皿に「ふうせんかずら」の葉を絡ませた心遣いも、とてもお洒落です。


そして、食事をいただきながら周囲に目をやると――









いまこの空間に身を置いていることを幸せに思うような、
とても居心地の良い時間を過ごすことができたのです。


急に思い立って出掛けるには遠いかも知れませんが、
何かの機会があればぜひと、「☆☆☆☆☆」でお勧めします。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
静岡シリーズ (真・善・美)
2007-09-20 22:24:40

 静岡シリーズもこれで何回目の登場ですか?
 新しい穴場を見つけられるその好奇心に感服です。
 車に乗らない者としては 凄く残念です。
 紹介していただいた処へ行けないのが・・・。

 でも 現地へ行っても写真のような印象を受けるか
 というと そうでもありません。
 
 今後もuwanosora443さんの豊かな感受性に期待する
 ところが大です。よろしくお願いします。
 
返信する
何に目をやり… (真・善・美さんへ)
2007-09-20 23:57:42
目にした物から何を感じるかとか、感じないかとかは、まったく人それぞれの個性ですからね。

感受性なんて言われると、くすぐったくなります。私の「自己満足」に付き合っていただいて恐縮しているんですから。
返信する
これが (kawa)
2007-09-22 11:34:38
記事になるのですか。(違いますよね)

真・善・美さんのいわれるように、感受性がないと
、このような捉え方ができないかもしれませんね。
ということは、私には無理???

返信する
>記事 (kawaさんへ)
2007-09-24 21:06:20
本業の記事にはなりませんが、何かのヒントになったりはします。

感受性と言うより、ただの好奇心です。好奇心の旺盛さでは、先輩には勝てないと思っていますけど。
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