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講演「うつの反対語は好奇心」


日時:3月8日(日)午後2時-4時
場所:宍道湖畔の福祉センター4階大ホール
受講料:500円
講師:塩山二郎氏(71歳)
主催:しまねいのちの電話。

「うつの反対語は好奇心」タイトルと講師の笑顔の好さに惹かれ、ずっと楽しみにしていた講演会。
大変面白かったので、ざっとメモしておくことにした。中には意味不明の部分もあるが…。

1.塩山二郎氏自身のこと
広島市民病院のカウンセラーとして40年間に4万時間のカウンセリング実施(日割り計算したら約3時間)
生まれつきのカウンセラー気質だろうか、小学4年生から、家業の一杯飲み屋で酔漢の話相手をしていた。
乗物の中では隣の人と必ず話をする。(私と似ている)
大学受験のためバートランド・ラッセルの「宗教と科学」を1日2-3ページ読んだ。そして広島大学を受験した。
ラッセルは私も読んだがこのペースではかなり大変だったのでは。

2.ゆめ
ゆめは無意識からのメッセージである。
夢を10回分記録すれば自分がわかってくる。
自己理解がすすむほど生きることが楽になる。
夢は体を動かすと消えるので、目覚めたらじっとしたまま思い出し、そのままメモする。
(あらかじめ枕元に筆記用具をおく)

3.子供
子供は(孫を見ていると)3歳半までは申し分なく可愛い。(その後は反抗期?)
子供は1歳半までに自己愛を克服(三島由紀夫は死ぬまでその段階に留まった)
3歳半で分離不安を克服。
6歳で良心葛藤(ここのメモ判然とせず)

4.悩むこと
人が悩むのはその人の能力である。
 (私は悩む能力を欠いている? 禁じられていてもしたいことはするし、どうしてもできないことは忘れる)

5.「死にたい」と言うことは「生きたい」と言う事
「死にたい」と言う電話をかける人は、本当は「生きたい」からかけて来るのである。電話の最後にそういう。

6.別れ
「別れ」は傷を残す。短時間でも会って別れるだけで傷ができる。

7・枠の効用
カウンセラーは自分で枠を作る。例えば場所(病院とか研究室)時間(一定時間)お金(料金)を設定する。
枠を作らないと、ずるずると深みにはまる危険がある。(一緒に死んでくれと言われたり)(際限なく人に付き合う性癖を持つKが長電話するのは、相手にとっても良くないということだ。)

8.聞いてもらうことは楽しいが、聞くことはつらい。家に帰ると自分も聞いてほしくなるが、奥さんが勝手に話し続け、しかも「あなたは人の話をちっとも聞かない」と苦情を言う。プロと言えども家族が相手ではうまくいかないようだ。

9.感想
K(同居人)も人の話を聞くのが得意である。結婚する前は私の話も聞いていた。結婚後は私もあまり話す気持がなくなって今日に至る。彼はその分他の人と話をするのがストレス解消法になっているごとし。この点塩山さんご夫妻に少し似ているかも。今日の話を聞き、私も誰かにカウンセリングを受けたくなった。文章教室にもそう言えばそういう効果があるようだ。

聞く力→「傾聴」  8-1-5
雑談 →「無防備」 14-1-10
講演会→「薬と短歌」14-10-29
   →「金美齢」 12-10-14
   →「細江英公」 10-8-16
   →「佐野史郎」 10-8-24
   →「上野千鶴子」10-12-20
   →「古居みずえ」8-9-24
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (桃すけ)
2015-03-10 18:14:50
私もカウンセリングに興味があります。10年ほど前、退職1年後くらいに、心身症のような症状があって、心療内科に行きましたが、「ご自分のことを、かなり論理的に把握されていて、あなたは病んではおられません」という診断でした。一種の燃えつき症候群のようなものなんでしょう。悩む能力も必要みたいですよ。それから、夢。この心療内科に行った翌日、窓を割る夢をみました。先生に伝えると「割れましたか」と聞かれ、「割れました」と答えると、「良かったですね」と。自分がこだわっている何かを叩き割ったんでしょうね。たぶん、仕事でしょう。この夢は忘れられません。夢は無意識からのメッセージ、そのとおりですね。文章教室に通うのは、自分自身でカウンセリングしてるということかしら。でも、一度きちっとカウンセリングを受けてみたいわ。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2015-03-10 19:02:49
桃すけさん
コメント有難うございます。
心療内科はいったことないですが、20代の頃行った精神科はいただけませんでした。医師は忙しくて本を読む暇もないのでしょうね。世間の常識を押し付けられて反撥したものです。40代の終り頃、都の無料相談を利用しましたが素人ではかえって逆効果でした。文章教室は、自分を打ち破る勇気が入りますが、結構カウンセリングになるのではないでしょうか?そういえば講師が八木先生と少し似ていました。
 
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