親愛なる日記

僕が 日々見つめていたいもの。詩・感情の機微等。言葉は装い。音楽遊泳。時よ、止まれ!

人生の楽園

2005年04月16日 | 好きな映画や本など
久方ぶりにテレビをつけるとなかなかおもしろい番組を発見した。

新しいライフスタイルを提案するというテーマで作られている「人生の楽園」。

今回の特集は、老後に北軽井沢でレストランを営む夫婦だった。

それだけだとふつうなんだけど、一番の特色はこのレストランの上には、二つの別々の夫婦が住まいをシェアしており、共同でレストランも運営していることなのです。

なんでも彼等はみんな元学校の教師仲間だったらしく、以前から家を行き来して仲良くしていたらしい。

最近の学校の状況にうんざりしたかどうかはしらないけれど、どうせ定年はいずれくるのだから早めに引退して第3の人生をスタートしよう、となんとなしに話は進み、共同して住んだら楽しいかもーという話になったらしい。

お互いにライフスタイルは違うが共同作業とプライベートをうまくわけながら、結果的にはかなりたのしく暮らしているようだった。

実はこの暮らし方って、僕の卒論のテーマだったコレクティブハウジングそのものなんだよね。


で、何を言いたいかというと、

やっぱ、ありでしょ!ってこと。


これについて語り始めたら多分いくらでも話せるんだけど、短く言えばこれからの生活において私達に必要なのは家族にとどまらない「仲間」を見つけることなんだと思うんだよ。

金がいくらあって贅沢できても、いい仲間が側にいなくっちゃ全然楽しくないじゃない?

かつては家族という単位が暮らしの多くをしめていたんだけど、最近では家族そのものが小さく小さくなってしまって、それだけでは生活を充足しきれなくなってきているんだよね。

つまり、子供たちが大きくなれば自立して外で暮らすようになり、残された夫婦は自分たちが築いてきたこれまでの「育てる」家族感から「楽しむ」家族感へとのシフトを余儀無くされるというわけ。

「楽しむ」ということを日々考えている人にとってはなんでもないことだけど、生活に追われて生きてきてしまった人にとってはその転換は結構つらいものかもしれない。50代からの離婚がやたら多いのも「楽しむ」相手として自分のパートナーの事を知らな過ぎたからかもしれないな。

思うに、ライフスタイルの原点にあるのは、「だれと」「どこに」住むのか選択するってことが重要で、そういうことを考えないで適当に流されてると、割につまらんことになっちまうのではと心配するんですよ。

人生の楽園というのは、これ!っていう答えはないものなんだけど、これ!って言える自分だけの理想像をもっておくことは大切だと思いませんか?

僕は「住まい」っていうのは、より具体的な「生き方」だと思ってます。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
蛇足 (boya)
2005-04-16 19:45:24
僕は、ヤマタツの「forever mine」がかなり気に入ってます。



でも決して黒木瞳が好きな訳じゃないです。



僕はもっとチャーミングな女性が好きです。



ああ、本当に蛇足だー。
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Unknown (まし)
2005-04-17 14:48:39
オルタナティブ・ライフスタイル

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最終的にはツリーハウスで
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ツリーハウス! (ぼや)
2005-04-17 20:21:01
森の中に小さなツリーハウスをたくさん作って、料理やコーヒーを小さなロープウェイで運ぶ喫茶の森を作りたいです。



うけると思うんですが…。
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Unknown (まい)
2005-04-18 22:34:24
コーヒーをロープウェイで運ぶって、まるでお鍋の材料を汽車で運ぶ「あの店」に通じるものがありますね。。。

でも楽しそうですね☆
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Unknown (ハナメッコ)
2005-04-19 07:57:34
ツリーハウスの近くに高層ハンモックも作ってください。

すっごく揺れるやつを。



仲間と生きる事は本当に大切だと思う。

自分の人生を、大好きな仲間と関わりあいながら過ごせるって、最高に幸せよね。

パートナー1人に全てを求めるから熟年離婚なんてしちゃうのかも。わかりませんが。



喫茶の森で皿洗いに雇って下さい!!
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おっ! (ぼや)
2005-04-20 21:10:11
やっぱりアツイネ、ツリーハウス!



ハンモックについても御意見をいただきました。やりましょう、ハンモック。



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