情報摂取過多

先日、音楽環境やらのくだりで書いた文章を読み直して、

それなりに反省することがあります。

ただ、これは、自分の中ではまだうまく解釈しきれない問題なので、見切り発車で書き出します。

たくさんの音楽が、手軽に、聴くことのできることによって、


逆に音楽が、ふと、つまらなくなることがあります。


一枚一枚のアルバムに込められた、小さな願いを聞き取れなくなっている自分がいる。


便利さが、幸福を奪ってしまうこともあるな、と。

我が家は、携帯電話を始めパソコンやらiPodやら便利なグッツに対するあたりがキツい。


昔、『たま』が歌っていたように、

便利より不便の方が調度いい～

という、生活哲学が比較的根強い家なのです。

その意味するところはよくわかります。

『モモ』の時間泥棒を引き合いに出すまでもなく、便利さは僕らに無駄な時間（と思わされてしまった、ぼんやりと過ぎ行くゆとり）を奪い、

（別にしなくてもよかった）他の何かをできるようにしてくれている訳です。

まあだからといって、わざわざアナログな習慣に戻るというのもどこか違うと思うし、


結局のところ、

心を込めて曲を選んで、
心を込めて再生してあげる

その程度のことを忘れないようにしたいなあ。

あったかい気持ちでいたいなあ。

と、


雨が降っている、がらんとした図書館で、思っています。