加賀女あっちゃんの晴れときどき着物

石川県加賀市で呉服店を営むあっちゃんのブログ。
きもの、お茶、お筝、そして犬も登場。

めざせ仙人・・・

2009年07月21日 | 日々つれづれ
 今日22日は、日本では46年ぶりに皆既日食が観測できる日!(奄美大島など、皆既日食帯以外は、部分日食が観測できるらしい)ちなみに午前11時頃からだそうです

 せっかくなので、テンプレートを皆既日食に変えてみました
 次回、皆既日食が観られるのは2035年9月2日、それも北陸・北関東で観られるそうです。おおっ、今から26年後、楽しみだ!(もうおばあちゃんだけど



 そして21日は待ちに待った定休日でした! お昼からは、お茶のお稽古に出かけました。先日まで教わっていた茶箱点前の『卯の花』とは違い、今日は『雪』。載せていたお盆が消え、お棗・お茶碗・お茶杓をお揃いの裂地で包んで茶箱に仕込みます


 長緒が登場したぶん、さらにややこしくなり、難しく感じたお点前でした


 そしてこの時間は、お茶を習い始めの男性方がお稽古にこられる時間なのですが、皆、若くてこざっぱりして、高校球児みたいに爽やか! 


 皆さんなんて体がうすっぺらいんでしょう・・・(筋肉はわかりませんが、余分な肉がない、うらやましい) 
 いつのまにか重たくなった自分の分厚い体と見比べて(でも、肝心の部分にはついていないのが情けない)悲哀を感じました・・・


 男性方がお点前している姿も凛としていいものです。日本男児たるもの、ぜひ一度はお茶の世界を体験していただきたいです。それには、『へうげもの』を読むとなお、お道具に興味が持たれてよいのでは


 そして、その後は問屋さんを回った後、鍼を埋め込んでもらった病院へ

 先生から質問が・・・


 先生『冷たいものを飲むのはやめた?』

 私『・・・以前ほどではありませんが、飲んでます(だって夏だもん)』

 先生『緑茶、コーヒーは?』

 私『飲みました・・・

 先生『(キレ気味に)甘いものは?

 私『すみません、食べました(でも言えない、あのあとお客さんからいただいたモンブランとコーヒーゼリーいっぺんに食べたなんて、毎晩おやつ食べてるなんて)』

 先生『そりゃダメや!! もっと厳しくせんと!

 私『はーーーい・・・(泣)


 こりゃ、しばらく仙人みたいに白湯飲んで、コンビニと縁を切らねばと思いました。でも、うちには賞味期限の迫った甘いものがたくさん、あれどうしよう・・・

 帰宅後、遅い!と駆け上がって迫るぺこ。ブレブレで失礼。

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わが道をゆけ

2009年07月21日 | 日々つれづれ
 昨日、私が体調不良の際、2番目の姉がメシアのごとくタイミングよく来てくれ(後光が見えました)、家の内々のことは姉がしてくれました。いつもいつも、本当に助かる姉たち・・感謝感謝です


 小さい頃、どっちかがお兄ちゃんだったらよかったのに~などと思ったことを思い出しましたが、今になってみれば三人姉妹で本当によかった。近くにいれば着物や帯もやりとりできるのに、ちょっぴり遠いのが難です


 さて、娑婆に戻ってきた母の近況ですが、舞踏会に出るようなコルセットを常時装着しているため動きを制限されるのと、椅子に座りすぎても疲れがたまるため、思っていたほどは動けず、けっこう大変です。落としたものも拾えないので、そのたびに誰かを呼ぶはめに。ぺこにそういう芸(落し物を拾う)を仕込んでおけばよかったといまさらながら後悔・・・


 人間、腰は本当に要ですね、自分も絶対遺伝率100%で悪くなりそうなんで気をつけよっと


 
 夜はひさびさにまったりと過ごしました。最近、水木しげる先生に凝っている私、今夜読んでいたのはこちら


 『ほんまにオレはアホやろか』です

 小さい頃から、どちらかといえば打てば響くタイプではなかった(失礼)水木先生の子供時代、そして青年期、ラバウルでの戦争時代、漫画家になるまでを記した自伝的作品



 全編、水木先生の気の抜け加減が面白いのですが、戦後30年経って再びラバウルを訪れ、現地の人に再会し、その人の年齢を聞いたところわからないと言われ、思ったことがこれまた名言


『そうだ、考えてみりゃあ、年なんかどうでもいいんだ。生きものには、生きるか死んでるかの2種類しかないんだ。トンボとか、猫とか植物もそうだ。人間だけが時計なんかつくって、自分で自分の首をしめているんだ。』


 そしてまた、アフリカのピグミーたちは、『急ぐことは、死につながり、ゆるやかに進むことは、生を豊かにする』と信じているとのこと。



 考えてみれば、私たちは日々、何に追いまくられているのでしょう? 

 時間とは皆に平等に与えられたものでありながら、それを楽しむ暇もなく、常に時計とにらめっこ
 水木流に、人間も動物だという基本に戻って、力を抜いてゆるやかに時を過ごし、年齢を重ねていきたいものです

 
 また、水木先生は、『人間、それぞれ違うのだから、それぞれ変った生き方をしたっていい。』と言っておられます。冒険は危ない、型にはめられたほうが安心と感じてしまう現代ですが、皆それぞれなんだからわが道を行けばよいのね。自分は果たしてこれでよいのか、いろいろ考えさせられます



 なにかを見つめるぺこ。おやつでも落ちてますか~

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