今日で忙しかった3月も終わり。
思い返せば、季節感を大切にしなければいけない仕事でありながら、季節を感じる間もなく終わってしまった3月でした。ヒマより忙しいほうがいいとはいうものの、年老いた両親を仕事で疲れさせてしまうことが申し訳ないです・・・
私が店に入ってはや10年あまりになりますが、入った当時は年に2回、呉服の展示会が店の2階で行われており、おようふくの展示会は特にしていませんでした。そして、学生服に至っては皆無といっていいほど売上がなく、3月は特に忙しい時期ではありませんでした。
呉服の展示会はその後、店が老朽化していることもあり、2階での展示会はとりやめ、こじんまりとした展示会を行うようになり、その分おようふくの比重が増えてきました。
そして、学生服は私が取り組みやすかった分野でもあり、最初は本当に何もわからなかったのですが、所属する組合の皆さんにいろいろ教えていただき、学校さんへも何度も訪問させていただいて現場のことがわかるにつれて、少しづつ販売件数が上がってきました。
呉服店ですがなんでも屋のうちの店、広く深く仕事を知らねばいけないのでとってもプレッシャーになることもあります。
先日ご紹介した『納棺夫日記』の中に、仕事に関する一節が出てきます。
『自分の職業を卑下し、携わっているそのことに劣等感を抱きながら、金だけにこだわる姿勢からは、職業の社会的地位など望むべきもない。それでいて、社会から白い目で見られることを社会の所為にし、社会を恨んだりしている。
己の携わっている仕事の本質から目をそらして、その仕事が成ったり、人から信頼される職業となるはずがない。
嫌な仕事だが金になるから、という発想が原点であるかぎり、どのような仕事であれ世間から軽蔑され続けるであろう。』(青木新門著『納棺夫日記』より)
この一節は、強烈に私の心に響きました。自分の仕事といっても、その家に生まれたからという理由だけで継いだ私(単純)、はたしてこれだけのプライドを持って仕事をしているのかな?と自問自答させられました。
そして、まだまだやらなきゃいけないことや勉強しなけりゃいけないことがあるなあと実感・・・
フラメンコにはまったり犬と遊んだりしている場合ではないのですが、また自分なりのペースで頑張ろうと思います。
さて、3月、あまりかまってもらえなかったぺこ。
いつもお庭を散策した後は、足洗い場でひなたぼっこしながら退屈そうにしています。私、生きる意味が見出せません、という感じで日々を過ごしており、あまりにかわいそうなので、今日は金沢に仕事がてら、お散歩&ドライブに連れ出しました。
お散歩行く?という言葉に反応して思わず舌が出ました。
小松、金沢と適当な公園を見つけては、車を停めてお散歩・・・おいおい、問屋には何時に着くの~。
帰り道、ドッグカフェを併設しているペットショップに立ち寄ったのですが、あいにく今日はカフェが臨時休業、車の中で私の菓子パンをわけてあげるだけになりました。
明日からは4月で新年度スタート、心機一転頑張りたいと思います。
いつもご覧いただき、励ましていただいて本当にありがとうございます。引き続き皆様の応援をいただければ嬉しいです。
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思い返せば、季節感を大切にしなければいけない仕事でありながら、季節を感じる間もなく終わってしまった3月でした。ヒマより忙しいほうがいいとはいうものの、年老いた両親を仕事で疲れさせてしまうことが申し訳ないです・・・
私が店に入ってはや10年あまりになりますが、入った当時は年に2回、呉服の展示会が店の2階で行われており、おようふくの展示会は特にしていませんでした。そして、学生服に至っては皆無といっていいほど売上がなく、3月は特に忙しい時期ではありませんでした。
呉服の展示会はその後、店が老朽化していることもあり、2階での展示会はとりやめ、こじんまりとした展示会を行うようになり、その分おようふくの比重が増えてきました。
そして、学生服は私が取り組みやすかった分野でもあり、最初は本当に何もわからなかったのですが、所属する組合の皆さんにいろいろ教えていただき、学校さんへも何度も訪問させていただいて現場のことがわかるにつれて、少しづつ販売件数が上がってきました。
呉服店ですがなんでも屋のうちの店、広く深く仕事を知らねばいけないのでとってもプレッシャーになることもあります。
先日ご紹介した『納棺夫日記』の中に、仕事に関する一節が出てきます。
『自分の職業を卑下し、携わっているそのことに劣等感を抱きながら、金だけにこだわる姿勢からは、職業の社会的地位など望むべきもない。それでいて、社会から白い目で見られることを社会の所為にし、社会を恨んだりしている。
己の携わっている仕事の本質から目をそらして、その仕事が成ったり、人から信頼される職業となるはずがない。
嫌な仕事だが金になるから、という発想が原点であるかぎり、どのような仕事であれ世間から軽蔑され続けるであろう。』(青木新門著『納棺夫日記』より)
この一節は、強烈に私の心に響きました。自分の仕事といっても、その家に生まれたからという理由だけで継いだ私(単純)、はたしてこれだけのプライドを持って仕事をしているのかな?と自問自答させられました。
そして、まだまだやらなきゃいけないことや勉強しなけりゃいけないことがあるなあと実感・・・
フラメンコにはまったり犬と遊んだりしている場合ではないのですが、また自分なりのペースで頑張ろうと思います。
さて、3月、あまりかまってもらえなかったぺこ。
いつもお庭を散策した後は、足洗い場でひなたぼっこしながら退屈そうにしています。私、生きる意味が見出せません、という感じで日々を過ごしており、あまりにかわいそうなので、今日は金沢に仕事がてら、お散歩&ドライブに連れ出しました。
お散歩行く?という言葉に反応して思わず舌が出ました。
小松、金沢と適当な公園を見つけては、車を停めてお散歩・・・おいおい、問屋には何時に着くの~。
帰り道、ドッグカフェを併設しているペットショップに立ち寄ったのですが、あいにく今日はカフェが臨時休業、車の中で私の菓子パンをわけてあげるだけになりました。
明日からは4月で新年度スタート、心機一転頑張りたいと思います。
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