加賀女あっちゃんの晴れときどき着物

石川県加賀市で呉服店を営むあっちゃんのブログ。
きもの、お茶、お筝、そして犬も登場。

失敗しない角出し結び

2009年01月09日 | 日々つれづれ
 今日は明日から雪模様との予報のせいか、午前中はとても忙しい一日でした
 お茶菓子の諸江屋の花うさぎがあっという間に1箱空になりました・・・


 午後は学生服の販売の準備をぽちぽちして、お客様への配達など


 洋服のウインドゥは、春先まで学生服の展示になっています。入進学のお子様がいらっしゃるお父様お母様、ぜひお早目のお越しをお待ちしております

 その後、問屋さんと寸法の打ち合わせなどをしていたらばあっという間に夕方に。事務仕事がまたもや進まなかったぞい


 さて、こちらはボディに結んでみた角出し結び

 きものと帯がまったくミスマッチでごめんなさい。



 私の流派では、最初に手先の長さを決めておいて、一度後ろで結ぶというやり方が紹介されているのですが、これはさらに簡単・確実な結び方。名づけて『あっちゃん角出し』(えらいまたベタな・・・



1.やや手先を長めにとって、普通の名古屋帯を結ぶように胴に二回巻き、手先とたれは後ろで交差して仮紐で止めます

2.たれは結び目よりしっかり開いて下ろし、その上に手先を置き、両方の手で左右から押さえます。このとき、体の半分まで両手先がくることが大事

3.手先の幅の半分のところに2本目の仮紐を置き、前で結んで止めておきます

4.帯枕は低いものもしくは新聞紙で作った紙枕を使用し、ガーゼと帯揚げをかけておきます。たれはいつもよりは多少短めのたれ先から手幅4つにして、帯枕をいれて上に上げます。このとき、手先が帯の幅ぎりぎりのときは、枕の場所に追いかけヒダなどのタックをとって幅を調節し、手先がのぞくように工夫します

5.2番目の仮紐をはずし、帯の長さの真ん中(ヒップの高さあたり)に裏から帯締めを当て、普通のお太鼓と同じように折り上げ、手先などをすべてすくって帯の幅の真ん中まで持ち上げ、前で結びます

6.タオルをたたんだもの、もしくは帯と近い色の布でくるんだタオルなどを用意し、手先の裏に入れてつぶれ防止の枕とします

 この手先の裏につぶれ防止枕があります。



 いかがでしょうか、簡単に結べて、しかも絶対失敗なし! 結ばず、仮紐を使用することで落ち着いて次に進めます。袋帯にも応用可。
 ただ、お太鼓柄などの帯はうまく調節しないと前か後ろ、どちらかの柄が犠牲になる場合もあるので、できれば六通または全通をおすすめします



 さて、明日は午前11時より、商店街で『初笑い市』を行います。毎年、採算度外視の、ホタテやカニがごろごろ入った海鮮なべを作りますので(一杯100円)、よろしかったら食べにいらしてくださいね! 鍋は限定110食です~。福袋もありますので皆様のお越しをお待ちしております


 後ろからみるとキタキツネのようなぺこ。相方の帰りを待っているの図

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