スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

『アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~』

2010年03月07日 23時32分40秒 | Weblog
『アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~』



制作年(発売年):2009
制作国:アメリカ
原題:ANVIL! THE STORY OF ANVIL



監督: サーシャ・ガバシ

出演者: スティーヴ・“リップス”・クドロー / ロブ・ライナー[ミュージシャン]
/ラーズ・ウルリッヒ / レミー / スラッシュ /トム・アラヤ / スコット・イアン

製作総指揮: サーシャ・ガバシ 、 製作総指揮: クリス・ソース





「諦めない」…というより「諦めきれない」という絶妙な邦題が
やたら胸に染みるメタルバンド「アンヴィル」のドキュメントストーリー。



このところ、若い頃と違って、
もっともらしいお説教くさい大作や、
小難しいテーマの作品を、多少避ける傾向にある私です



なので、この「アンヴィル!」は
思いっきりおなかをかかえて笑える!と思って
観たのですが…


まぁ、クスッと笑えるところも
たくさんあるのですが

…なんという事でしょう…
気がつけば、私はこの
すっかりくたびれたおじさん達に
しみじみと泣かされてしまったのでした



それとも、男の人が観ると全編笑える作品なのかなぁ…?


私が泣かされてしまったのは、きっと
ついつい、家族の立場になって観てしまったから
なのかもしれませんね


ラストではちょっとだけ救いがあってホッとできました。


昨年、スカパーで「ラウドパーク」の特集をちらりと見た時に、
アンビィルも出演した事を知っていたので、
この展開は、何となくは想像できていたのですが…。


「30年、40年後…いずれ人生も終わるんだ。
…今やるしかないんだ!!!」
みたいな事を言ってましたね…。


新アルバムもDVDも出るそうなので
きっと今は本国カナダでも再浮上…できてると思うのですが…
 


ぁぁあ…なんだか、数年前のエレカシを観ているような
気分になってしまいました…


でもでも、あんなに心配したエレカシだって
今は再び見事に花を咲かせているのですもの…。

アンヴィルだって、もちろん大丈夫でしょう!





さて、今回の再上映は札幌駅前のミニシアター「蠍座」さんにて。

そのネーミングから、ちょっと私が入るジャンルではない
映画館をイメージしてしまってたのですが…



入ってみると、ぜんぜんいかがわしくない
こじんまりとしていて、こ綺麗な昔懐かしい風情。

オーナーさんの「映画への愛」がひしひしと伝わってくる、
素敵な素敵な、名画座、ミニシアター空間でした。


上映する作品ひとつひとつ丁寧に
オーナーによる映画紹介文が付け加えられている
とっても楽しいミニ情報誌も発行されています

今回は、泣いたままの顔で恥ずかしくて
ロビーではゆっくりできなかったので

今度こそは、蠍座さんカフェでゆっくり過ごしてから
オーナーおすすめの映画を観ようと思います。