映画『不毛地帯』
★★★★★ ★★☆☆☆
1976年 日本映画 3 <時間1分
監督 山本薩夫
原作 山崎豊子
キャスト
仲代達矢
丹波哲郎
井川比佐志
小沢栄太郎
大滝秀治
山形勲
内田朝雄
田宮二郎
小沢栄太郎
小松方正
八千草薫
藤村志保
秋吉久美子
24日
映画『花のれん』に加えて半端に『白い虚塔』を見,続けて 映画『不毛地帯』を観る。
『不毛地帯』と言えば先日から唐沢寿明のドラマが始まっている。
初回二時間余りは観たが、第二話は見そびれた。
何の事は無い。
久しぶりにドラマ見るぞムードの私は、横道にそれ、嵐とさんまのバラエティに羽を伸ばしていた。
ジャニーズの嵐の桜井や大野や二宮や他のメンバーが余りにも面白い。
子ども(といっても息子は嵐のメンバーよりも若く、雰囲気も違う)を見ているようでほくそ笑んでしまう。
息子は今、関西にはいない。
ドラマの『不毛地帯』が始まる十時に少し悩んだ。
ほとんどドラマを見ないわたしだが、『不毛地帯』は押さえておきたかった。
だが、出演者の一部がわたしにはつらいものがあった。
唐沢等は見たかった。
出演者の紹介の要素が大きく、話のテンポも遅い。
ドラマとあって、テーマがロシア、戦争、ロッキード事件、夫婦・親子の関係、女性二人など分散。
時間の引き延ばしの感が拭えない。
一例を挙げるとロシアの厳冬中での重労働などの氏に対する危機感などは、伝わってきない。
唐沢は見たかったものの、私は意味なくバラエティを見続ける事にした。
話を映画『不毛地帯』に戻そう。
三時間と少しに凝縮され、テーマをぴちっと切り出した映画は面白かった。
仲代達矢の淡々とした無表情な台詞が心に響く。
「私は知りません。」
「知りません。」
「わかりません。」
の繰り返しは、ロッキード事件の
「記憶にございません。」
の名台詞を思い出す。
ロッキード事件はそれくらいに衝撃的で記憶のひだにはまり込んだ事件であった。
途中の挿入音楽(効果音程度)で、Queenの『ボヘミアン・ラプソディ』( Bohemian Rhapsody)のイントロ 5音に似た音が入った。
私と娘はその場で、
「似てたね。」
と、顔を見合わせた。
夫だけは、何の事か分からない様子。
すまん事です。
山本圭が真っ黒なサングラス姿で出てきた。思わず、
「頭の形とあごで、山本圭とわかるネ。」
というと、家人が一言、
「そうか・・・。」
だって(爆)
秋吉久美子は今も美しいが 若い頃、めっちゃかわいい。
こんな風に生まれたかったな。
八千草薫も美しくてかわいらしい。
今も昔も美しい。
藤村志保の個性的な美しさも良い。
三人とも個性的で気品のある言い回しが好き。
男性俳優は顔は知っているが名前を知らない人も多い。
子どもの頃何となく見た顔は多い。
安部公房の贔屓の井川比佐志も出演。
丹波哲郎も重厚な演技を見せてくれていた。
後ろ姿が二回しか出ない役者がいた。
声からして三国連太郎かと思ったが、名前が出てこない。
一体あれは誰なのだろう。
わたしにはわからない。
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