2010年映画94; 『あにいもうと』
この映画の好きさ ★★★★★ ★★★★★
あらすじ ★★★★★ ★★★★☆
人生を道に置き換えたような表現 ★★★★★ ★★★★★
1953年 日本 86分 白黒
監督 成瀬巳喜男
原作 室生犀星
脚本 水木洋子
撮影 峰重義
音楽 斎藤一郎
出演
京マチ子
森雅之
久我美子
浦辺粂子
山本礼三
郎堀雄二
船越英二
潮万太郎
以前録画しておいた日本映画チャンネルの『あにいもうと』を見た。
京マチ子や森雅之の名前と顔は一致するようになったが、他の俳優は名前がわからなかったり顔そのものを知らない俳優も多い。
父親と居酒屋で飲んでいた男性俳優も名前がわからないが、この二人に掛け合いは良かった。
まるで歌舞伎の名台詞のようなく超の場面もあり。
映画では、家と駅とをつなぐ細い山道が繰り返し写る。
私は人生を道に置き換えたような表現だと感じた。
中国映画『山の郵便配達』(原題: 那山、那人、那狗、直訳: あの山、あの人、あの犬)を思い浮かべる。
監督 霍建起(フォ・ジェンチー)は成瀬巳喜男作品を見ていただろうか…。
そんなことを想像していた。
立地条件や職業や子守りなど、わたしにとっては内容の濃い一冊の本を読むくらい価値のある充実した映画だった。
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