乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

古今和歌集7 巻第十一  恋歌より紀貫之 471、475

2011年03月06日 | 紀貫之




 日本古典文学大系8

 新日本古典文学大系5


 やまとうたは、ひとのこゝろをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける。世中にある人、ことわざしげきものなれば、心におもふことを、見るもの、きくものにつけて、いひいだせるなり。花になくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、めに見えぬ鬼神をも、あはれとおもはせ、お(を)とこ女のなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるは、歌なり。

 つづき

 このうた、あめつちの、ひらけはじめける時より、いできにけり。あまのうきはしのしたにて、めがみをがみとなるたまへることをいへるうたなり。しかあれど、世にツタ晴子とは、久方の雨にしては、仕立てる姫にはじまり、したてるひめとは、めはかみこのめなり。あせうとの神野かたち、ををかたににうつりて、かゞやくをよめるえびすうたなるべし。これらは文字のかずもも定まらず、歌ののようにもあらぬ事どもなり。(日本古典文学大系8 P,93 今日はここまで



  



 今日から新日本古典文学大系5も併用することにした。

 実は家には新日本古典文学大系5が二冊。

 うひょひょ 書き込みできるな^^

 まだ開かずの新日本古典文学大系5を使いこなせればいいのだが、さて一まで続くのか…。



 上は「仮名序」(新日本古典文学大系5)

「仮名序」とは巻末の「まな序」と対応。

 日本古典文学大系8では仮名で描かれているが、新日本古典文学大系5では漢字まじり。

「仮名序」においては新5の方が説明が多く、漢字まじりなのでわかりよい。

 ただ印刷物とはいえ仮名の方が感じが響きやすいような気がするが、これもまた感覚でしかすぎないので、今後感想は変わるかもしれない。



『古今和歌集』と簡単に思っていたが、実際には決まりごとが多く、偉いことになっている。

 二冊をぱらぱらとめくると、わたしにとっては難易度は高い。

 気楽に一首づつ歌を読むにか、ノートを取りながら解説も頭に畳み込むかで、直接芝居には関係はないが、人生や趣味を楽しむ点でも、これからの楽しめ方が大きく違ってきそうだ。

 あはは、悩みに恥じ入る

 マイペース最高~☆と、笑って過ごそう。



 昨日、古今和歌集 春歌 紀貫之を全て楽しんだ。

 全てといえども二十二首

 二十二首とは言え、時間はかかった。

 結構面白い。


 
 次に読むのは春歌の他の人か、或は夏秋冬貫之と進むのか、他の巻で貫之にするかでちょっと悩む。

 家族に聞くと、二人は、
「好きにすれば。」
とひとこと。

 全くその通りだと感じた。

 唯一ひとりだけは興味本位か、或は適当に流して答えてくれた。

 猿知恵で考えた結果、恋歌つらゆきでつらぬく(ことにした……だじゃれで〆ですかい!


  





「古今和歌集」 巻第十一

           恋歌(一)から紀貫之

           (引き続き 日本古典文学大系8を 引用し書きます)
             
              日本古典文学大系8
              新日本古典文学大系5


  


 
 古今和歌集 巻第十一  恋歌471
                              紀つらゆき

      よしのがはいはなみたかく行く水のはやくぞ人を思ひそめてし


 古今和歌集 巻第十一  恋歌475

      世中はかくこそありけれ 吹くかぜのめにみぬ人もほひしかりけり



 
  

  





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