乱鳥の書きなぐり

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70:『日本絵巻大成25』から「百鬼夜行絵巻」「百鬼夜行絵巻 解説」(4枚)

2012-05-15 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風





    70:『日本絵巻大成25 能恵法師絵詞・福富草紙・百鬼夜行絵巻』から
                           「百鬼夜行絵巻」「百鬼夜行絵巻 解説」

      


    

 日本絵巻大成 25

 昭和54年

 中央公論社

    


 先日 小松和彦著『百鬼夜行絵巻の謎』集英社新書 2008年 を楽しんでからというもの、京都の大徳寺や以前楽しませていただいた高台寺・圓徳院  土佐光信筆の百鬼夜行絵巻が見たくてならない。

 公開時期もわから無いと言うこともあり、『日本絵巻大成』に頼り切る。

 写真は実物とはいいがたいが、なんのその。メリットが大きい。

 絵は丁寧におって載せられ、解説が詳しく、絵巻をしらないわたしにとってはたいへんありがたい。

 絵巻全体の話しだが、古典を読んでいるだけでは漠然としたイメージの小道具や衣装や髪型や部屋や週間などが、絵巻を見ることにより、手にとるようにわかる。

 自分の想像力に力を借りて、コマ送りに絵巻の絵が流す。原理がアニメと重なる。わたしの場合は絵巻の登場人物が芝居風に動き出す。



 絵巻はおもしろいなぁ…と、何度も何度も眺める。

『日本絵巻大成』は読者に絵巻の関心を高め、オリジナルが見たくなる良書だと感じる。


             
              醜女の妖怪が、お歯黒をつけている


       
        灼熱の五徳妖怪が火吹き竹を吹きながら、大道を行く。


 
  異様にとんがったくちばしの鳥は何であろうか?
  頭上に左右六巻の教典を結びつけている。
  経巻妖怪だろうか…


     






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