乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

176; 『知的財産入門』 小泉直樹 著 2010年 岩波新書  新赤版 1266

2010-12-04 | 読書全般(古典など以外の一般書)




記録のみ




 2010年度 176冊目     『知的財産入門』



 


 小泉直樹 著

 岩波書店

 岩波新書  新赤版 1266

 2010年9月17日 

 207ページ  820円+税







 11月4日

 二冊目は小泉直樹著 の『知的財産入門』

 ものすごくわかりやすく、参考になる。

 ダメじゃん、わたしの この………。

 

 それにしても、こんなにかみくだいて書けるなんて!

 小泉直樹さんってすごい^^








■目次


 はじめに



第1章
知的財産法のコンセプト
 
1 福澤諭吉と高橋是清―知財法の先覚者
2 テクノロジー、ブランド、デザイン、エンタテインメントの法
3 国境を越える知的財産と各国の利害

第2章
保護されるものとされないもの
 
1 特許と営業秘密
2 ブランドとドメイン名
3 意匠、あるいは著作物としてのデザイン
4 「個性的な表現」が必要な著作物

第3章
誰が権利を持っているのか
 
1 社員が発明した場合
2 ブランドが侵害された場合
3 デザインが無断コピーされた場合
4 著作物が生み出された場合

第4章
どのような場合に侵害となるのか
 
1 特許の心臓部分はどこか
2 紛らわしいブランド
3 デザインの類似
4 著作権の範囲はどこまでか

第5章
知的財産を活用する
 
1 テクノロジーの利用
2 ブランド名の使用
3 著作権のルール

終 章
知的財産法をどう変えていくか
 







 特許、著作権を知るには、まずこの1冊

 テクノロジーやブランド、デザイン、エンターテイメントなど、私たちの生活を豊かに、そして便利で快適なものにしてくれるのが知的財産です。その知的財産を守りつつ、さらに活用していくために定められたルールが、知的財産法です。

 知的財産法とは、特許法、商標法、意匠法、著作権法などを総称した呼び方です。様々な知的財産の分野に応じて、異なる法律を適用しますが、本書ではそれぞれの法律に共通した考え方、あるいは異なる点を整理して説明しています。

 入門書として、法律の専門家ではない一般の方々に向けて、できるだけ平易な言葉で、分かりやすく解説することを目的に書かれており、特許や著作権について知りたいことのある方や、これから知的財産法を本格的に学びたいという方は、まずこの1冊を最初に手に取っていただければと思います。

(新書編集部 安田 衛)


■著者紹介
小泉直樹(こいずみ・なおき)1961年、東京都生まれ。1985年、東京大学法学部卒業。専攻は、知的財産法。現在、慶應義塾大学法科大学院教授、弁護士。
著書―『模倣の自由と不正競争』(有斐閣)、『アメリカ著作権制度―原理と政策』(弘文堂)ほか




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映画92; 『 中国の植物学者の娘たち』 2005年  カナダ・フランス  ダイ・シージエ監督

2010-12-04 | 映画






    映画92; 『 中国の植物学者の娘たち』







 2005年 カナダ・フランス

 監督 ダイ・シージエ

 出演 ミレーヌ・ジャンパノワ

    リー・シャオラン

    リン・トンフー





 映像美 ★★★★★ ★★☆☆☆
 
 ストーリー ★★★★★ ★★☆☆☆

 好きさ ★★★★★ ★☆☆☆☆





 中国映画が好きなわたしだが、この映画は思ったような内容からはおおよそかけ離れていた。

 レンタル失敗。この失敗は大きすぎて苦い。


 桂林の水墨画のような景色が写る。

 中国の風景と、植物学者の娘の湯気上がる中、植物を足で踏む姿場面だけ、美しいと思った。

 ロシア人と中国人に生まれた娘は、この映画の役柄としてはウエストラインがみっともなく、気持ちが悪い。

 ロシア人と中国人の両親が地震でなくなった意味合いも、筋書きから考え ブヤオ(不要)。

 父親の持ち味も最後まで活かされることは無い。

 

【美しい中国の風景と、若い二人の女性の愛】をうたい文句にされているが、TUTAYAで見逃した。

 或は、表示されてなかったか?

 わたくしは中国古典の『金瓶梅』なら読み見したいが(爆)、こういった内容には全く興味は無い。

 映像が極端に美しいと言おうものなら、許しもするが…。

 但し、オブラートに包まれ、露骨な表現が少しも無いのが救われた。

 カナダ・フランスから見た中国とはこんな感じかと、そういう点では興味を覚えた。



 今回も映画名のみの記録にて失礼致しまする*^^*






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175; 『日本の教育格差』 橘木俊詔 著 2010年 岩波新書 新赤版 1258

2010-12-04 | 読書全般(古典など以外の一般書)




記録のみ




 2010年度 175冊目     『日本の教育格差』



 


 橘木 俊詔  著

 岩波書店

 岩波新書  新赤版 1258

 2010年7月21日 

 240ページ  840円




 図書館に行く。

 11月購入本の棚に橘木 俊詔著『日本の教育格差』

 橘木 俊詔さんの本は何冊か読んでいる。

 教育格差とあっては読まないわけにはいかない。

 手続きをとり、直行家へ。

 開けた内容は、わが子教育に関連した内容部分もあり…。

 想像通りの内容と想像を超えた内容。

 おもしろいなと思いつつ、今は社会人となったわが子二人の母親であるわたしにとっては、日本全体で考える教育よりも、趣味に注意が注がれる。

 かなり遠い将来、孫ができる頃には、再びこの問題も自分の中でクローズアップすることであろう。



 ニュースをいていると、教育問題もさることながら、本年度の就職難は気の毒な程である。

 大卒が軽視される中、大学名格差は已然残る。

 ここ数年、そこからあぶれ出す学生たちが就職できないという。

 一般の若者が将来を見据え、安心して生きてゆける日本であって欲しいと願う。





 岩間に株式会社 ▼

目次


第1章
学歴社会の実相―「三極化」の進行
 
1 日本は学歴社会なのか
2 大学進学の壁
3 学歴格差は三極化

第2章
家庭環境の影響力をどうみるか
 
1 子どもの学歴を決めるもの―親の階層と学歴の関係
2 文化資本か、学力資本か
3 高校、大学に進学する要因の変化

第3章
学校教育の進展と新たな格差
 
1 教育の目的・方法の変遷
2 公立か、私立か
3 エリート単線型の学歴コース

第4章
不平等化する日本の教育―家計負担が増加するなかで
 
1 学費負担と教育の不平等
2 低い公費負担、増える家計負担
3 貧困家庭の増大と教育

第5章
教育の役割を問う
 
1 教育の目的を検証する
2 リベラリズムと教育政策
3 働くことと教育の連携

終 章
教育格差をどうするか
 




 岩間に株式会社 ▼

 親の「格差」が子どもにも……

 著者の橘木俊詔氏は、1998年に岩波新書より『日本の経済格差』を刊行し、「1億層中流社会」がもはや幻想でしかないことを指摘して、日本が「格差社会」に突入していることにいち早く警鐘を鳴らしました。その格差問題の第一人者である著者が、教育をめぐる格差をテーマとして挑みます。日本の学歴社会の実相、家庭環境と子どもの学力・学歴との関係など、豊富なデータを駆使して、教育格差の現状を検証。何が問題なのかを浮き彫りにし、打開策を探ります。

 この本にはいくつかの論点がありますが、ここでは大きく二つ紹介しておきます。一つは、日本の公的教育費支出の問題です。日本の公的教育費支出は、先進国の中では、とりわけ低くなっています(2006年調査では、OECD諸国の中で下から2番目)。そのため、教育費に対する家計の負担がとても大きくなっています。特に最近では、子どもの高学歴を目指し、塾や私立学校が隆盛する一方、不況の影響などで、子どもの教育を支えるのに苦しむ低所得家庭も増えています。そうしなかで、子どもの教育の機会均等が危機にさらされています。

 もう一つの論点は、現在の教育内容についてです。現在、若者の貧困が増えています。学校を卒業しても正規の職がなく、低賃金のフリーターや非正規職に就く場合が多いことが大きな原因です。雇用や経済社会のあり方が問われていますが、一方、学校で学ぶことと社会で働くことの連携がうまくいっていない現象としてとらえることもできます。中学卒業後、大半の者が高校の普通科に進学し、さらに半数以上が大学に進学します。こうした、いわば「単線型の教育」ではたしてよいのかどうか。職業教育や生涯教育といった選択肢も含め、社会における教育のあり方、意義などを考えます。

 この本は経済学者の経済学的アプローチによる、教育問題の書でもあります。これまで見落とされてきた視点も様々に含まれ、新鮮な問題提起の本になっていると思います。教育は、国の将来に関わる大きな問題です。ぜひ多くの方に読んでいただければと思います。

(新書編集部 田中宏幸)


■著者紹介
橘木俊詔(たちばなき・としあき)1943年兵庫県に生まれる。小樽商科大学、大阪大学大学院を経て、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D)。その後、米、仏、英、独の大学・研究所で教育職・研究職を歴任。京都大学経済学研究所教授、経済企画庁客員主任研究官、日本銀行客員研究員、経済産業省ファカルティフェローなどを経て現在、京都大学大学院経済学研究科教授、2005年度日本経済学会会長。
著書―『日本の経済格差』 『家計から見る日本経済』(以上、岩波新書)、『安心の経済学―ライフサイクルのリスクにどう対処するか』 『失業克服の経済学』(以上、岩波書店)、『日本のお金持ち研究』(共著、日本経済新聞社)、『脱フリーター社会』(東洋経済新報社)、『アメリカ型不安社会でいいのか』(朝日新聞社)ほか。



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室生寺の石仏  一面八臂の「軍荼利明王」(ぐんだりみょうおう)  (8景)

2010-12-04 | お出かけ





       室生寺の石仏 一面八臂(はっぴ)の「軍荼利明王」(ぐんだりみょうおう)







「軍荼利明王」(ぐんだりみょうおう)は 忿怒の形相。

 四面四臂 または 一面八臂(ひ)。そのうち一組の手は胸元で交差。

 法輪、戟(げき)などを持ち、火炎の中に立っています。





 軍荼利明王は、宝生如来の化身と伝えられる。

 五大明王の一人





 軍荼利明王の「軍」は次のような意味があるとされる。

   絡みつくもの A

   とくろを巻く A

   甘露の壷 B


 A 軍荼利明王の腕や足に蛇が絡みついている。

 B 甘露は神々の飲み物とされ不老不死の効果が伝えられる。


 軍荼利明王は

   息災延命にご利益があるとされ信仰される。

   軍荼利明王は障害を除き、何事もなしとげるとされる。

   明王→ 調伏や敬愛に功徳があるとされる。









 天神社拝殿







 天神社拝殿左後ろにある 石仏「軍荼利明王」(ぐんだりみょうおう)











 文字が刻まれている。







 石仏「軍荼利明王」(ぐんだりみょうおう)に近づいてみる。







 室生寺の石仏「軍荼利明王」(ぐんだりみょうおう)







 室生寺の石仏「軍荼利明王」(ぐんだりみょうおう)を斜めから拝む







             2010年11月  室生寺  「軍荼利明王」(ぐんだりみょうおう)








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