在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Barbera d'Alba Vigna Gabutti 2013 Cappellano 他、バルベーラ合計6種

2019-02-03 11:56:51 | Piemonte ピエモンテ
Barbera d'Alba Vigna Gabutti 2013 Cappellano
他、バルベーラ 合計 6種



非常に慌ただしい年の初めを過ごした。
息がつけるようになったのは1月ももう終わりになって。
1月に入ったら、新年のご挨拶メールくらい送ろうと思ったのも、思っただけになってしまい、大変失礼してしまった。

ごめんなさい。
すみません。

正確には、12月31日から途端に忙しくなり、さらには、家族に急病人が出て、入院、手術までになり、あれ〜
そこで、1月に行われた試飲会は、興味深いものも多々あったのではあるが、全て参加できず。。。。

2月に入って、近くのご贔屓のエノテカ、Di Biagioにて、恒例の「大盤振る舞い試飲会」が始まり、今年の初の試飲会参加となった。

Di Biagioでは、季節柄、忙しい時期は行わないのではあるが、基本的に、毎週土曜日の午後、2時間程度、無料でワインを振舞っている。
いろいろなテーマを決めて、4種類前後が振舞われるのだが、今回のように6種類、ということもある。

今時、無料で、6種類もの、それも質の大変良いワインを振る舞うエノテカは少ない。
たぶん、かなり少ない。

それも、スーパーで振舞っている程度の安ワインではない。



今回は写真を撮り損ねてしまったのだが

Damiliano
Enrico Serafino
Michele Chiarlo
Oddero
Sandrone
Cappellano

の6種。
一番安いのでも10ユーロ以上、Cappellanoに至っては32ユーロ。
それを無料で振舞ってしまうという嬉しさ。

品質と値段のバランスの良いものはDamilianoとSerafino。
どちらも可もなく不可もなく、誰でも美味しいと思える標準的な美味しさと、強すぎない個性が料理の邪魔をせず、さらっと引き立てる感じ。

Chiarloは、日本でも有名なワイナリーだが、想像通りモダンな雰囲気を漂わせ、この手のタイプが好きなら良いが、そうでないと、若干鼻に付く。そして、残念ながら、最後がやや消えてしまう感じが惜しい。

Odderoは、モダン(になってしまった)なラベルとは裏腹に、まだしっかりしたクラシカルな味わいで、バルベーラらしく酸味が引き立つ。

Sandroneは、これまた日本でも超有名ワイナリーではあるが、やはりすごい。バルベーラにしてはしっかりしすぎで、ハレの日のバルベーラ。香りの深さ、口当たり、ボディ、バルベーラらしい酸味をまろやかさがくるみ、持続性も申し分なく、さすが、と思わせる。

そして、何と言っても素晴らしいのは、やはりCappellano。
Cappellanoは、ついバローロの方に手が行き、バルベーラは久しぶり。いやー、いいねー。最初は、可愛らしいくらいの、控えめなバルベーラらしい香り。時間とともに広がりと深みを増し、でも決して出しゃばることがなく、奥ゆかしい。酸味が綺麗で、花とフルーツが酸味に若干の柔らかさを添える感じで、品の良い余韻が長く続く。。。。満足。

試飲で提供されるワインは割引価格になっている。
せっかくなので、丁度良い機会ということで1本お買い上げ。
(そこで、これだけ写真あり。。。)



なお、有名であるが、裏のラベルには、
ガイドブックには載せてくれるな
の断り書き。

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